ロッキー5/最後のドラマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 03:36 UTC 版)
スタッフ
- 監督:ジョン・G・アヴィルドセン
- 脚本:シルヴェスター・スタローン
- 音楽:ビル・コンティ
- 撮影:スティーヴン・ポスター
- プロデューサー:アーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ
製作
配役
新鋭ボクサー役で出演したトミー・モリソンは、WBO・IBCのプロボクシング世界ヘビー級チャンピオンであり、当時黒人が活躍の中心であるボクシング界において「ホワイト・ホープ:白人の希望」として注目された。
ロッキー・ジュニア役で出演したセイジ・スタローンは、シルヴェスター・スタローンの実子である。
キャラクター
悪徳黒人プロモーターとして登場するジョージ・ワシントン・デュークは、モハメド・アリやマイク・タイソンなどの試合をプロモートし、世界規模で著名なプロモーターのドン・キングがモデルであると言われている。キングはシリーズ3作目まで登場していたミッキーのモデルとも言われる名伯楽カス・ダマトが激しく嫌っていたことでも有名である。
評価
前作『ロッキー4/炎の友情』に続き、第11回ゴールデンラズベリー賞10部門中の7部門(最低作品賞、最低監督賞、最低主演男優賞、最低主演女優賞、最低助演男優賞、最低脚本賞、最低主題歌賞)にノミネートされるというありがたくない結果を残した。今回はノミネートのみで受賞は免れたが、演技が酷評されていたスタローン以外に1作目では絶賛されたアヴィルドセン監督、タリア・シャイア、バート・ヤングもノミネートされ有終の美を飾るというわけにはいかなかった。スタローン自身は前年に「この10年最低主演男優賞」を受賞し、ラジー賞からはすでに「歴史に残る最低男優」のレッテルを貼られている。
アナザーバージョン
本作で監督を務めたジョン・G・アヴィルドセンが2002年頃にオンラインで公開していたディレクターズ・カット版[6]。 このアナザーバージョンは映画完成当初に公開を予定していた編集がされる前のものであり、劇場公開版やソフト版と比べるとビル・コンティ作曲の音楽が多く使われている他、約10分ほどのカットされた未公開シーンが追加されており、1作目に登場したリトル・マリーが再登場している他、ストリートファイトのシーンも通常版とは大きく内容が異なっている。
このアナザーバージョンは2017年現在、VHS・DVD共に一般には出回っていないが第三者の手によって動画サイトなどに映像が流出している。
- ^ “Rocky V”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年11月17日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)504頁
- ^ 完結編ではなくなったため、2014年現在、DVD、Blu-Rayなど映像ソフトでは公開時の邦題として付けられたサブタイトル『 - 最後のドラマ - 』は削除されている。
- ^ 普段はトミー・ガンと呼称されているが、リングではトミー・“ザ”マシン・ガン。
- ^ 但し、ロッキー2(原語版のみ)と本作だけ劇中ではトニーと呼称されている。
- ^ http://www.imdb.com/title/tt0100507/alternateversions
固有名詞の分類
映画作品 |
世界の涯てに 幸せを世界の友へ ロッキー5/最後のドラマ ノーパンツ・ガールズ外伝 −北村透谷− わが冬の歌 |
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