ファミコンロッキー 架空の裏技・アイテム・現象など

ファミコンロッキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 06:08 UTC 版)

架空の裏技・アイテム・現象など

ストーリーの流れとして、勇気がピンチに陥りながらも、ゲームに隠された高難度な裏技や現象を見つけて必殺技を使い大逆転勝利するという流れが多く、実際のゲームでは再現不可能な裏技などが多数登場した(カッコ内は使用されたファミコンゲームの名前)。ただし、『チャレンジャー』1面のドン・ワルドラドに12発撃ち込むと最終面にワープできるという、真偽が怪しく見えながら実際に可能なものも含まれている。

オーバーマッハ(F1レース)
アクセルボタンを1秒間に50回以上叩くことでマッハを超えるスピードを出すことができる。
ジムダ秘孔打ち(スターフォース)
4発あてないと壊せないはずのジムダステギ(地上の構造物)の特殊な場所を狙うと1発で壊せる。
暗黒地帯の黄金(スターフォース)
クレオパトラ[注釈 2]のそばにある暗黒地帯を撃つと、黄金のピラミッドが出現。ピラミッド自体は破壊不可だが、クレオパトラから放たれる光が当たって影が伸び、その影の先端を撃つと真の究極ボーナスアイテムを獲得する。
幻の閃光・魔の二千機攻撃(ゼビウス)
1000万点を超えると画面が強力な閃光(フラッシュ)を放つ。フラッシュが収まった後、画面を埋め尽くす形で総攻撃を仕掛けてくる。
ブラスター・ザッパー・バリア(ゼビウス)
自機・ソルバルウの兵装であるブラスターとザッパーを同時連続掃射することで機体周囲にバリアが張られ、無敵モードに突入する。上記魔の二千機攻撃をクリアする唯一の方法。
Xの謎(スパルタンX)
「X」がアルファベット順で24番目であることにちなみ、24周(5階で1周)クリアすると、囚われのヒロインのはずのシルビアが「真のミスターX」として主人公・トーマスに襲いかかってくる。通常エンディングと見せかけて不意打ちしてくる上、不意打ちをかわしてまともに戦っても通常のミスターXよりはるかに強い。
魔の海域の最終兵器(バンゲリングベイ)
ゲーム内に自機コントロール不能領域「バミューダトライアングル」が存在する。その中央部で自機を旋回させて竜巻を巻き起こすとバンゲリング帝国皇帝の顔を模した最終兵器が現れ、これを倒すと最大最高点9999999(全位9)点が出て帝国が水没・滅亡する。
光るスーパーチャレンジャー(チャレンジャー)
パワーソードとパワージュエルを大量に獲得するとチャレンジャーが光り、その状態でアリ地獄に飲まれると最終面にワープする。
スリップストリーム(マッハライダー)
ライダー、敵車問わず、他車の真後ろに付くとスリップストリームを起こして前の車に引っ張られる。高速の紫の車に付けば一気にゴール可能。
青ベル連続取得による超スピードアップ(ツインビー)
スピードアップアイテムである青ベルを取り続けることによりゲームの仕様から考えてありえないほどスピードアップし、画面下を左右高速往復した状態で連打することにより画面上に出現したベルを撃ち続け、全て高得点キャラのBeeに変え連続で打ち落とす。数分経たない間にハイスコアを叩き出す。
スプレーに包まれるグリン(バイナリィランド)
十字キーを高速で叩く事によりグリンがスプレーに包まれ、レンガをすり抜けてワープしていく。
巨大ハットリくん(忍者ハットリくん)
100グレード(100週目)のエリア16で、点在する黒い穴に向けて手裏剣を連射すると、その横の柱が壊れてハットリくんが吸い込まれ、別の穴から巨大化して登場。来襲する敵の大群を倒すと100万点以上の大ボーナスが入る。
3つ目のデライラ(スターソルジャー)
隠しキャラのまっとうくじらを出現した後、そこに連射し続けると画面がぼやけていく。それでも連射し続けると画面が元のピントを取り戻すが、2個並んでいるはずのデライラが3個並んでいて、3個同時に破壊すると100万点のボーナスが入る。
地下通路でワープ(がんばれゴエモン)
スピードとジャンプ力をアップさせるアイテム「ひょっとこ」は最大3個分までしか効果を発揮しないが、これを100個集めるとスピードもジャンプも突然の超パワーアップを起こし、地下通路の壁を次々飛び越え、先の面へとワープすることができる。
宝を横取りする老人を倒す(たけしの挑戦状)
宝の地図をくれる老人[注釈 3]を倒さずゲームを進めると最後の宝を横取りされるが、天井にジャンプ頭突きを繰り返すと落盤を起こして老人を倒せる。

注釈

  1. ^ 作中でも「子供たちが夢中になっているのは裏技や隠れキャラ。それを全て教えてしまえばファミコンへの関心が弱まり、自らやめていく」と考える敵が登場する。
  2. ^ 実在する100万点ボーナス。リリース初期の頃に攻略用小冊子などで「ゴーデス大陸の謎」として紹介されていた関係で作中でも「ゴーデス」と間違えて呼ばれている。
  3. ^ 原作ではこの老人の正体は明言されないが、本作ではヤクザの親分と解釈されている。

出典

  1. ^ 昭和50年男』 2022 Sep vol.018、クレタパブリッシング、73頁。
  2. ^ 伝説の漫画「ファミコンロッキー」復活!「僕らのファミコン日記」新作掲載として ― 対戦ファミカセは『ゼビウス』 ‐インサイド
  3. ^ ゼビウス魔の二千機攻撃
  4. ^ a b 渋谷直角 編『コロコロ爆伝!! 1977-2009 定本 『コロコロコミック』全史』飛鳥新社、2009年、241-244頁。ISBN 978-4-87031-914-1 
  5. ^ a b c あさいもとゆきファミコンロッキー』 2巻、朝日ソノラマ、2001年(原著1986年)、738-741頁。ISBN 978-4-257-90439-7https://www.mangaz.com/book/detail/47192 (再版単行本の毛利名人による解説)
  6. ^ a b c d のむらしんぼ『コロコロ創刊伝説』 2巻、小学館、2017年、83-122頁。ISBN 978-4-09-142399-3 第10話「ファミコンロッキー」誕生伝説


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