ケラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/29 02:22 UTC 版)
文化
食用や民間療法の薬などに使う地域もあるが、日本では先述の江戸城大奥での愛玩動物用の飼料としての利用を除いては特に利用はされず、むしろ農作物の地下部分を食害する害虫とみなされてきた。
所持金がない状態を「おけら」、遊泳、疾走、跳躍、飛翔、鳴き声、穴掘りなど多芸だがどれも一流の能力でないとみなして器用貧乏な様を「おけらの七つ芸」、あるいは「けら芸」というなど、いずれもあまり良い意味に使われない。
トビケラ、カワゲラといったいくつかの水生昆虫が、ケラの同類とみなされたことによると思われる名称で呼ばれている。
子供のおもちゃとしては、掌に握り込むと前足で指の間などをかき分けようとするのを喜ぶ、というものがある。これを両手を広げる動作に結びつけてはやし立てる遊びもあるようで、アニメ「ぼのぼの」のなかで扱っている。
参考文献
- 小林正明 『秋に鳴く虫』 信濃毎日新聞社〈信州の自然誌〉、1990年、ISBN 4-7840-9005-3。
関連項目
外部リンク
- ^ 昆虫エクスプローラー・ケラ
- ^ 「ケラの飼育」『インセクタリゥム』(東京動物園協会)。
- >> 「ケラ」を含む用語の索引
- ケラのページへのリンク