グレコマ・ヘデラケア (西洋垣通し)
●ヨーロッパが原産です。道ばたや荒れ地に生え、高さは30センチほどになります。茎は地面を這って広がり無毛です。葉は腎形から円形で対生し、縁には鈍鋸歯があります。葉柄には逆毛が密生します。3月から7月ごろ、茎の上部の葉腋から花序をだし、青紫色の唇形花を咲かせます。花冠の先端は5裂します。和名では「セイヨウカキドオシ(西洋垣通し)」と呼ばれます。写真は斑入りの園芸品種「バリエガタ(cv. Variegata)」。
●シソ科カキドオシ属の多年草で、学名は Glechoma hederacea。英名は Ground ivy, Creeping charlie。
かきどおし (垣通し)
●カキドオシ属は北半球に広く分布していますが、わが国にはこの一種だけが自生しています。茎は初めは真っ直ぐですが、花後には地表に倒れて蔓状となり、節からは根をおろします。名前は、垣根の下を通り抜けるほど伸びることから。また葉の形が銭に似ていることから、「れんせんそう(連銭草)」、子どもの疳の虫を取るのに使われたことから「かんとりそう(疳取り草)」の別名があります。ヨーロッパでも古くから民間薬として使われてきました。4月から5月ごろ、淡い紅紫色の唇形花を咲かせます。
●シソ科カキドオシ属の多年草で、学名は Glechoma hederacea ssp.grandis。英名は Ground ivy。
「ground ivy」の例文・使い方・用例・文例
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