Winny事件とは? わかりやすく解説

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Winny事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 14:27 UTC 版)

Winny事件(ウィニーじけん)とは、ファイル共有ソフトWinny」に絡む著作権法違反(公衆送信権の侵害)を問われたものの、無罪となった刑事事件である[1]。利用者だけではなく、アプリケーションソフトウェア開発者も、逮捕・起訴されたことで、情報産業従事者以外からも注目された裁判となった。


注釈

  1. ^ 金子は一方で、ファイルをダウンロードするだけで自らはネットワーク上にアップロードしない「フリーライダー(タダ乗り)」を問題視していた。同時期に登場したBitTorrentFreenetオープンソースだったが、Winnyはソースコードを非公開にした理由も、別のユーザーにダウンロード専用に改造されることを防ぐためだったという[8]

出典

  1. ^ 株式会社インプレス (2023年3月10日). “映画化された「Winny」はどんな事件を引き起こしたか〜本誌記事で振り返る当時の衝撃”. INTERNET Watch. 2023年3月12日閲覧。
  2. ^ 津田大介『だからWinMXはやめられない』インプレス p2~3,249~255
  3. ^ https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1605/06/news004.html
  4. ^ https://ascii.jp/elem/000/000/420/420558/
  5. ^ a b https://atmarkit.itmedia.co.jp/news/200612/15/winny.html
  6. ^ a b c d e 木村公也「秘伝のサイバー捜査術」『警察公論』2015年3月号 p48~54
  7. ^ a b ファイル交換ソフト「Winny」で初の逮捕者,著作権侵害や帯域圧迫の歯止めになるか”. 日経XTECH. 2023年3月11日閲覧。
  8. ^ https://www.glocom.ac.jp/wp-content/uploads/2020/10/chijo106_042-053.pdf
  9. ^ https://web.archive.org/web/20040512063907/http://www.sanspo.com:80/sokuho/0511sokuho017.html
  10. ^ https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0405/11/news059.html
  11. ^ 第3回:京都府警がWinnyに叩きつけた挑戦状―「われわれはすべてを解き明かした」”. インプレス. 2023年3月11日閲覧。
  12. ^ http://www.law.tohoku.ac.jp/~serizawa/Napster2.html
  13. ^ https://xtech.nikkei.com/it/free/ITPro/USIT/20010218/1/
  14. ^ 『時事ニュースワード2005』時事通信出版社、2005年2月10日、182-183頁。ISBN 4788705508 
  15. ^ 『毎日新聞』2006年7月12日 朝刊 2面
  16. ^ ファイル交換ソフトに関する複数関与者の著作権侵害”. 日本弁理士会. 2023年3月9日閲覧。
  17. ^ デジタル化に伴う著作権の課題への対応のあり方”. 文部科学省. 2023年3月9日閲覧。
  18. ^ なぜWinnyからの情報流出が止まらないのか?”. ZDNET. 2023年3月9日閲覧。
  19. ^ https://www.businessinsider.jp/post-251652
  20. ^ 「ファイルローグが著作権侵害」、二審も認める”. ITMedia News. 2023年3月19日閲覧。
  21. ^ 平成14年(ワ)第4237号著作権侵害差止等請求事件”. 裁判所. 2023年3月19日閲覧。
  22. ^ 神近 博三 (2007年5月22日). “Winny事件判決で考える内面の問題”. ITPro (日経BP). https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20070514/270833/ 2016年11月17日閲覧。 
  23. ^ 三柳英樹 (2006年12月13日). “「Winny」開発者の金子勇氏が会見、本日中に控訴へ”. INTERNET Watch. https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/12/13/14225.html 2016年11月17日閲覧。 
  24. ^ 秋田真志、石井徹哉、指宿信「Winny事件を考える」『情報ネットワーク・ローレビュー 』情報ネットワーク法学会、商事法務 2013年11月号 p163~184
  25. ^ https://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/stnf/352462.html
  26. ^ https://diamond.jp/articles/-/9697
  27. ^ 濱野智史「脱社会性をめぐる試論」『智場』国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 2006年3月号 p58~62
  28. ^ 高木浩光「なぜ、それは「P2P」と呼ばれるのか」『智場』国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 2006年3月号 p54~57
  29. ^ 「ファイル共有」を巡る技術的問題点”. 産業総合研究所. 2023年3月11日閲覧。
  30. ^ 映画『Winny』公開記念 杉浦隆幸氏、高木浩光氏たちが振り返る「Winnyとは何だったのか」”. @IT. 2023年5月4日閲覧。
  31. ^ “「Winny」開発者の金子勇氏に罰金150万円の有罪判決”. INTERNET Watch. (2006年12月13日). https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/12/13/14222.html 
  32. ^ 『毎日新聞』2006年12月14日号 朝刊 5面
  33. ^ 「ウィニー開発者が控訴 著作権違反幇助事件 - 関西」asahi.com: 2006年12月13日
  34. ^ “ウィニー開発者無罪確定へ…最高裁が上告棄却”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2011年12月20日). オリジナルの2012年1月3日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20120103150459/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111220-OYT1T00963.htm 2011年12月20日閲覧。 
  35. ^ 著作権法違反幇助被告事件(平成21(あ)1900号)”. 裁判所. 2023年3月13日閲覧。
  36. ^ 壇俊光 (2009年10月6日). “ブログとメディアと”. 2014年6月23日閲覧。
  37. ^ “「無罪主張悪あがき」NHK記者、ウィニー開発者に”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2009年10月9日). オリジナルの2009年10月12日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20091012003048/http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20091009-OYT8T00259.htm 
  38. ^ “Winny事件”題材の映画「Winny」、本編映像を一部公開 公開は3月10日”. ITmedia NEWS. 2023年2月14日閲覧。


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