WLTP
英語:Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure
乗用車の燃費を算定するため実施される試験法の国際的統一基準。
従来は燃費・排ガス基準が国・地域ごとに独自に設定されており、単純比較が困難だった(別途試験が必要だった)。WLTPの導入によってこの基準が世界的に統一され、一度の試験で必要なデータが全て揃えられるようになる。
WLTPは、国連の下位組織である自動車基準調和世界フォーラムについて導入が推進され、2014年に成立した。日本は同フォーラムの作業部会において議長を務めるなど主導的役割を担っている。日本国内では、国土交通省が2016年に日本国内でWLTPを導入する方針を取りまとめた。これまで用いられてきた「JC08モード」に基づく試験方法からWLTPへ速やかに移行するとしている。
関連サイト:
乗用車の燃費試験法に国際基準を導入します! - 国土交通省 報道発表資料 2016年3月25日
ダブリュー‐エル‐ティー‐ピー【WLTP】
WLTP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/28 06:37 UTC 版)
WLTPとは、英語: Worldwide harmonized Light duty driving Test Procedure の頭文字で、日本では「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法」と日本語に翻訳される。乗用車および小型商用車(英: LDV:Light-duty Vehicle)の燃費や二酸化炭素および大気汚染物質の排出レベルについて、国際的に整合した標準試験方法を定めるものである。
- ^ H21年度受託テーマ(官公庁)
- ^ “乗用車の排出ガス・燃費試験法に国際基準(WLTP)を導入します。-道路運送車両の保安基準の細目を定める告示等の一部改正について-” (プレスリリース), 国土交通省, (2016年10月31日) 2017年7月9日閲覧。
- ^ “「マツダ CX-3」がWLTCモード走行試験の認可を取得” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2017年6月2日) 2017年7月9日閲覧。
- ^ 浅島亮子 (2014年1月20日). “エコカー苛烈競争で浮上する知られざる“燃費偽装”問題”. 週刊ダイヤモンド (ダイヤモンド社) 2016年7月29日閲覧。
- 1 WLTPとは
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