H&K VP70
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/05 05:07 UTC 版)
H&K VP70(ドイツ語: Heckler und Koch Vollautomatische Pistole 70[注 1])は、ドイツのヘッケラー&コッホ (H&K) 社が開発・発売していた、世界初のポリマー製フレームをもった自動拳銃である。
- ^ Vollautomatische Pistoleとは「全自動射撃拳銃」の意。
- ^ 「M」はドイツ語でMilitär:「軍用」の意。
- ^ 「Z」は同じくドイツ語でZivil:「民間向け」の意。
- ^ ただし、そのために他の9x19mmパラベラム弾を使用する拳銃と比べると発射弾の銃口初速が低く、威力が若干劣る。
- ^ 拳銃をベースとする軽量なマシンピストルは、通常の短機関銃のように重量による反動制御が難しいが、逆に反動によって射手の姿勢が変化するより短い時間に複数弾をバースト射撃すれば、近距離の人体大の標的に集弾させて高い制圧効果が得られるというコンセプトが存在する。このコンセプトを最初に具体化したのは1970年代にH&K社が試作したG11で、それ以外にも本銃やベレッタM93R・グロック18といった製品が実際に作られているが、警察や軍の制圧活動で使用されたケースは皆無に近いため、実際の効果は未知数である。一方、マシンピストルのような小型短機関銃であるVz 61のように、連射速度を強制的に遅くすることでコントロールを優先するコンセプトを採り、高い評価と使用実績を有する製品も存在している。
VP70
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 09:32 UTC 版)
最初の量産型。グリップの前縁と左側面にフィンガーレスト(指掛け)があり、右手で握った際に最適化されている。このため、左利きの割合の多い北米市場では不評であった。
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