VLM (ロケット)とは? わかりやすく解説

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VLM (ロケット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 05:48 UTC 版)

VLM-1
Veículo Lançador de Microssatélites
基本データ
運用国 ブラジル
開発者 CTA
運用機関 ブラジル宇宙庁
射場 アルカンタラ射場
打ち上げ数 0回(成功0回)
原型 VLS-1
物理的特徴
段数 3段
直径 1.46 m
軌道投入能力
低軌道 200 kg
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VLM (Veículo Lançador de Microssatélites) は計画されたブラジル人工衛星打上げ機である。計画はVLS-1ロケットのコア・ステージのみを使用する事によって簡略化したものを原型とする。

現在[いつ?]は最大150 kgの人工衛星を高度250 - 700 kmの軌道に投入するためにS50ロケットエンジンを備える派生型を開発中である。 ドイツ航空宇宙センター(DLR)によって2016年にSHEFEX IIIミッションで3段式ロケットを打ち上げる予定である。[1][2][3]

打ち上げ計画

# 写真 機体 積載物 日付 射点 結果
1 VLM XVT-00 - 2025 - -
2 VLM V-01 SHEFEX III 202x - -
3 VLM V-02 - 202x - -
4 VLM V-03 - 202x - -
5 VLM V-04 - 202x - -
6 VLM V-05 - 202x - -
7 VLM V-06 - 202x - -

諸元

原型の VLS-1 からの派生

当初は4基の固体燃料ロケットの仕様が計画され、以下の仕様が策定された。:

  • 第1段 - S-43 ロケットエンジン
  • 第2段 - S-40TM ロケットエンジン
  • 第3段 - S-44 ロケットエンジン
  • 第4段 - S-33 ロケットエンジン

この仕様は計画されたVS-43観測ロケットに関連する。

現在の計画 (VLM-1)

現在の計画では第1段、第2段には新型の12トン[4]固体燃料エンジンのS50と第3段には観測ロケットであるVS-40のS-44と同じエンジンを使用する予定である。[5] この仕様は計画されたVS-50観測ロケットに関連し、VLM-1として知られる。:[6]

  • 第1段 - S50 ロケットエンジン (開発中)
  • 第2段 - S50 ロケットエンジン
  • 第3段 - S-44 ロケットエンジン

予定される派生型

近い将来L5液体燃料ロケットエンジンは固体燃料の第3段エンジンで換装予定である。:[5]

  • 第1段 - S50 ロケットエンジン (開発中)
  • 第2段 - S50 ロケットエンジン
  • 第3段 - L5 ロケットエンジン (開発中)

主要諸元

VLMロケット主要諸元一覧
段数(Stage) 第1段 第2段 第3段
使用エンジン S-50 S-50 S-44
推進薬 固体推進薬 固体推進薬 固体推進薬
推力 450 kN[7] 450 kN[7] 33.24 kN
(7,473 lbf)
比推力 ~277秒
(2.72 kN·s/kg)
~277秒
(2.72 kN·s/kg)
282秒
(2.77 kN·s/kg)
有効燃焼時間 82 秒[7] 82 秒[7] 68 秒

出典





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