They Were Elevenとは? わかりやすく解説

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11人いる!

(They Were Eleven から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 23:18 UTC 版)

11人いる!』(11にんいる!)[注釈 1]は、萩尾望都による日本の中篇SF漫画。漫画雑誌『別冊少女コミック1975年9月号から11月号に連載された[2][注釈 2]


注釈

  1. ^ 予告時のタイトルは『11人いる?』であったが、萩尾によると誤植であるとのこと[1]
  2. ^ 元々は前・後編で終了する予定であったところ、何らかの事情で予定外の11月号への「完結編」掲載となった(それにより11月号には『ポーの一族』シリーズの「ホームズの帽子」とダブル掲載になった)。これに対して翌1976年連載の「続・11人いる! 東の地平・西の永遠」や『ポーの一族』シリーズの「エディス」は、最初から3話連載の予定で前編・中編・後編となっている。
  3. ^ 「マン(男性)チーム」というのは後に設定変更されたもので、雑誌連載時および小学館文庫1976年旧版などでは、女性が最終テストに残ったということに皆が驚いている。
  4. ^ 大きなボタンの衣装は『サイボーグ009』を意識したものであると、「名前というもののあれこれ」という作者のエッセイに記されている(エッセイ集『思い出を切りぬくとき』あんず堂 1998年、河出文庫 2009年、に所収)。
  5. ^ ヴィヌドー語で僧侶の意。長命で鱗がある限り何年でも生きられる。ヴィヌドー人は成長して適齢期に入ると鱗状の体表から脱皮して雌雄どちらかに変化するが、まれに脱皮が起きず雌雄未分化の状態を継続する者がいる。
  6. ^ 宗教のテーマは「すべて運命(さだめ)」。
  7. ^ 旧版では、自己紹介で「レドレーガ」と述べ、「サイボーグ」化の経緯を説明した際には「トレドレーガ」と述べているためどちらが正しいのか不明だったが、新版で「トレドレーガ」に統一されている。
  8. ^ 「続・11人いる!」ではフロルの心理を誘導してタダのアリトスカ・レ行きの旅へ同行させている。
  9. ^ 「続・11人いる!」では宇宙大学国を代表してアリトスカ・レとアリトスカ・ラ両国との渉外任務を担当した。
  10. ^ 津原泰水との対談で、「幻の9本があるわけですね」の問いに対して作者は「アハハ、そうですね」と答えている[9]
  11. ^ 王たる者が「祈りの塔」に赴けば、灯が点(とも)っているような放電現象が峰に必ず起きる。これはすべての人に見える。
  12. ^ 掲載誌『別冊少女コミック』1977年5月号には作品名の「スペース ストリート」のみが記載され、各話タイトルは記載されていない[10]。「空中遊泳習得法」というタイトルは、「スペース ストリート」が1978年に萩尾望都作品集 第1期 第14巻『続・11人いる! -東の地平・西の永遠』に収録された際に初めて記載されたもので[11]、以後、1994年の小学館文庫『11人いる!』[12]と2007年の萩尾望都Perfect Selection 第3巻『11人いる!』[13]に踏襲されている。

出典

  1. ^ 月刊flowers 2023年10月号(2023年8月28日発売)「試し読み」 田村由美×萩尾望都 スペシャル対談”. 小学館eコミックストア. 小学館. 2023年9月18日閲覧。
  2. ^ a b "11人いる!". 小学館「デジタル大辞泉プラス」. コトバンクより2021年9月25日閲覧
  3. ^ 『萩尾望都 SFアートワークス』河出書房新社2016年4月30日、8ページ。
  4. ^ 『デビュー40周年記念 萩尾望都原画展』カタログ、2009年12月16日、30ページ。
  5. ^ 『キネ旬ムック』1999年12月26日号『マンガ夜話』Vol.2 萩尾望都「ポーの一族」・大島弓子「秋日子かく語りき」・岡崎京子「pink」(キネマ旬報社)の「萩尾望都単行本リスト」、55ページ。
  6. ^ 小学館文庫1976年旧版の作者あとがき
  7. ^ キネマ旬報1986年11月上旬号の「特集 11人いる!」の作者インタビューより。
  8. ^ 萩尾望都『百億の昼と千億の夜 [完全版]』河出書房新社、2022年7月20日、489頁。"[特別企画] 萩尾望都に聞く SF 100の質問"。 
  9. ^ 小説すばる2005年3月号「スペシャルWトーク(1) 津原泰水×萩尾望都」より。
  10. ^ 『別冊少女コミック 1977年5月号』小学館、1977年5月1日。  65頁。
  11. ^ 萩尾望都『続・11人いる! -東の地平・西の永遠』小学館〈萩尾望都作品集 第1期 14〉、1978年6月10日。  227頁。
  12. ^ 萩尾望都『11人いる!』小学館〈小学館文庫〉、1994年12月1日。ISBN 978-4-09-191011-0  297頁。
  13. ^ 萩尾望都『11人いる!』小学館〈Flower Comics Special 萩尾望都Perfect Selection 3〉、2007年8月24日。ISBN 978-4-09-131209-9  296頁。
  14. ^ スタジオライフ2作品連続公演『11人いる!』(スタジオライフ公式). 2021年9月25日閲覧
  15. ^ “モーニング娘。ら演劇女子部が萩尾望都原作に、汐月しゅう・未沙のえるも出演”. ステージナタリー. (2016年4月16日). https://natalie.mu/stage/news/183840 2016年4月18日閲覧。 
  16. ^ リリース > 演劇女子部「続・11人いる! 東の地平・西の永遠」オリジナルサウンドラック”. ハロー!プロジェクト (2016年6月11日). 2017年6月11日閲覧。



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