Modified_Frequency_Modulationとは? わかりやすく解説

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MFM

フルスペル:Modified Frequency Modulation
読み方エムエフエム

MFMとは、フロッピーディスクハードディスクなどにデータ記録する信号変調方式一種で、デジタル信号のが1の場合には磁気極性反転させ、0がひとつの場合には何もせず、0が連続する場合には連続する間で極性反転させる方式のことである。

MFMはFMFrequency Modulation方式改善した記録方式で、純粋に周波数変調するFM方式比べてより少な信号変換することが可能となり、高密度な記録可能にした。MFMは主にフロッピーディスク記録方式などで採用されていた。


Modified Frequency Modulation

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 05:18 UTC 版)

Modified Frequency Modulation (修正周波数変調 MFM) は、主に倍密度フロッピーディスクでのデータ記録に用いられている方式である。

単密度フロッピーディスクで用いられているFrequency Modulation(周波数変調 FM)方式は、データビット間にクロックビットとして1が付加されている。記録時は1が現れるごとに磁性を反転させる。この方式で再生すると、データビットが1のときにデータビットの間隔と同じ波長が、0のときにその倍の波長が観測される。MFM方式では、クロックビットとして通常は0を、データビットとして0が連続するときはその間に1を付加する。こうしてエンコードしたものは0が4つ以上連続せず、1は2つ以上連続しない。よって読み取り時にはデータビットの間隔の2,3,4倍の波長が観測される。よって、書き込み周波数をFM変調に比べ倍にすることが可能になる。

  • 「00110110」をFM MFMでそれぞれエンコードした場合、クロックビットから始まるとすると以下のように変調される。
    • 「1010111110111110」(FMの場合)
    • 「X010010100010100」(MFMの場合:Xは直前のデータビットに依存)

ごく初期のハードディスク(ST-506等)でも用いられたが、RLL(Run Length Limited encoding)の開発と共に使われなくなった。

フロッピーディスクでは、5インチ2Dから2HDおよび3.5インチFDDで使用されている(Mac OSおよびApple II用の一部を除く)。

関連項目

脚注



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