MISTY1とは? わかりやすく解説

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MISTY1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 23:01 UTC 版)

MISTY1(ミスティワン[1])は、1995年三菱電機松井充らによって開発された共通鍵ブロック暗号である[2]ソフトウェアハードウェアの両方で高速かつ小型化できるよう設計され、小型機器や携帯機器でも暗号を利用できるようにした[3]。2005年にISO/IEC 18033-3として発行され、ISO/IEC国際標準暗号に策定されている[1][4]


  1. ^ a b 暗号アルゴリズム“MISTY1”“Camellia”の国際標準採用 (PDF) 」 『三菱電機技報』2006年1月号、三菱電機、2006年1月、 5頁、2020年6月1日閲覧。
  2. ^ 暗号アルゴリズムMISTY”. 三菱電機. 2013年12月28日閲覧。
  3. ^ 戦後日本のイノベーション100選 現代まで 携帯電話等デジタル情報暗号化技術”. koueki.jiii.or.jp. 公益社団法人発明協会. 2020年4月15日閲覧。
  4. ^ 神田雅透 (2006年4月7日). “暗号も国際標準化の時代へ~政府・ISO/IEC・インターネット標準 (3/3)”. @IT. ITmedia. 2020年6月1日閲覧。
  5. ^ CRYPTREC(暗号技術検討会及び関連委員会)により安全性及び実装性能が確認された暗号技術について、市場における利用実績が十分であるか今後の普及が見込まれると判断され、当該技術の利用を推奨するもののリスト。
  6. ^ CRYPTRECにより安全性及び実装性能が確認され、今後、電子政府推奨暗号リストに掲載される可能性のある暗号技術のリスト。
  7. ^ 堀切近史 (2010年2月2日). “第5回:情報大国の標準を奪え(上)”. 日経クロステック. 日経BP. 2020年6月4日閲覧。
  8. ^ 世界最先端の暗号アルゴリズム「MISTY」の基本特許を国内初の無償化”. 三菱電機. 2013年12月28日閲覧。
  9. ^ RFC 2994
  10. ^ MISTYの安全性”. 三菱電機. 2013年12月28日閲覧。
  11. ^ MISTYの構造”. 三菱電機. 2013年12月28日閲覧。
  12. ^ CRYPTREC暗号技術評価委員会 (2015年8月12日). “64ビットブロック暗号MISTY1の安全性について(続報)”. CRYPTREC. 2020年6月4日閲覧。
  13. ^ 新たな暗号解読法の発見により最難関国際会議で最優秀論文賞を獲得 (PDF) 」 『月刊ビジネスコミュニケーション』2016年5月号、ビジネスコミュニケーション社、2016年5月、 20-21頁、2020年6月16日閲覧。
  14. ^ 宇根正志、太田和夫「共通鍵暗号を取り巻く現状と課題 ―DESからAESへ― (PDF) 」 『金融研究』第18巻第2号、日本銀行金融研究所、1999年4月、 145-147頁、2020年6月4日閲覧。


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