MCS-48ファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 03:04 UTC 版)
「Intel MCS-48」の記事における「MCS-48ファミリー」の解説
8049は2KBのマスクROM(8748と8749はEPROM)と128バイトのRAM、27個のI/Oポートを搭載し、ROMは4KBの外部ROMに置き換えることができた。マイクロコントローラのクロック発振器ブロックは入力クロックを15分周し、最大11MHzで0.73MIPSの駆動が可能であった。命令の7割は1命令サイクルあたり1バイトで、3割は2サイクル・2バイトを必要としたため、実際のパフォーマンスは0.5MIPSほどになる。 フィリップス・セミコンダクタ(現NXP)がこのシリーズを生産するライセンスを所有しており、このアーキテクチャをベースにMAB8400ファミリとして開発していた。これらはI2Cインターフェースを統合した最初のマイクロコントローラで、フィリップスの最初のCDプレーヤー「CD-100」に用いられた。 Intel 8748はクロック発振器を内蔵しており、8ビットタイマーを2個、I/Oポートを27個、64バイトのRAMと1KBのEPROMを搭載していた。2KB EPROMと128バイトのRAMを搭載したバージョンは8749としてリリースされた。 デバイス内部ROMメモリ注釈8020 1K × 8 ROM 64 × 8 RAM 8048のサブセット、20ピン、13本のI/O 8021 8048のサブセット、28ピン、21本のI/O 8022 2K × 8 ROM 8048のサブセット、A/Dコンバータ 8035 無し 8039 128 × 8 RAM 8040 256 × 8 RAM 8048 1K × 8 ROM 64 × 8 RAM 8049 2K × 8 ROM 128 × 8 RAM 8050 外部ROMソケット 256 × 8 RAM 8748 1K × 8 EPROM 64 × 8 RAM 8749 2K × 8 EPROM 128 × 8 RAM 8648 1K × 8 OTP EPROM 64 × 8 RAM デバイス内部ROMメモリ注釈8041 1K × 8 ROM 64 × 8 RAM Universal Peripheral Interface (UPI) 8041AH 128 × 8 RAM UPI 8741A 1K × 8 EPROM 64 × 8 RAM UPI、8041のEPROM版 8741AH 1K × 8 OTP EPROM 128 × 8 RAM UPI、8041AHのOTP EPROM版 8042AH 2K × 8 ROM 256 × 8 RAM UPI 8742 2K × 8 EPROM 128 × 8 RAM UPI、EPROM版 8742AH 2K × 8 OTP EPROM 256 × 8 RAM UPI、8042AHのOTP EPROM版
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