LKとLMの比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/18 14:29 UTC 版)
「LK (着陸船)」の記事における「LKとLMの比較」の解説
ソ連のN1ロケットは月までのペイロード能力がアメリカのサターンVに比べ70%しかなかったので、LK は多くの点でアポロ月着陸船(LM)と異なっている。 LKの重量はLMの約3分の1。 LMが2名搭乗可能なのに対して、LKは1名のみ。 LMのようなドッキングトンネルを持たない。宇宙飛行士はLOK (Soyuz 7K-L3)のコマンド船とLK間を移動するには、宇宙遊泳を行う必要があった。 月軌道を離脱する際と降下を始める際、LKは同じブレーキングステージ、ブロックDを使用した。対してLMは着陸ステージエンジンを使用する。 LKでは、月軌道で高度100km、100 m/sからの最終減速にはブロックE(英語版)ステージが用いられる。これは月軌道へ復帰する際にも上昇ステージとしても用いられる。一方LMの着陸ステージは着陸専用で、上昇には用いられない。
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