ブレムミュアエとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ブレムミュアエの意味・解説 

ブレムミュアエ

(Blemmyes から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/25 06:50 UTC 版)

ブレムミュアエ[1](Blemmyae)ないしブレムミュエス人[2](ブレムミュエスじん)とは、空想上の生物であり、古代ローマ時代にリビア砂漠[3]や古代エチオピア[4]に棲息していたとされる異形の人種[4][3]アケパロイとも呼ばれる。名前はあるラテンの著述家が命名したことがはじまりとされる[3]


  1. ^ Bostock によればナイル川の二つの支流のあいだの砂漠地。Törökによれば古代ヌビア=エジプトの境界地の東部砂漠
  2. ^ Liber Chronicarum。
  3. ^ 「頭部を欠いた人種("Des hommes sanz testes")」と題名にあるだけで、ブレムミュアエ等の呼称は記されない。
  4. ^ この首なし族の居住地は、ナイル川の支流だという架空のブリゾン川にある島のひとつ。この川はエチオピアにあるという[9]
  5. ^ 身長12ピエ(フィート)、幅7ピエ。
  1. ^ 松平による表記。
  2. ^ ローズ, 松村訳による表記。
  3. ^ a b c d e 松平・190頁
  4. ^ a b c d ローズ, 松村訳、378頁。
  5. ^ Herodotus. The Histories. Godley, A. D. (英訳). 4.191. http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Hdt.+4.191&fromdoc=Perseus%3Atext%3A1999.01.0126 
  6. ^ a b Pliny the Elder (1893). The Natural History. Bostock, John; Riley, H. T. (英訳). p. 405 注1. https://books.google.com/books?id=aVMMAAAAIAAJ&pg=PA405  Perseus 版 注9
  7. ^ Pliny the Elder (1893). The Natural History. Bostock, John; Riley, H. T. (英訳). p. 405. https://books.google.com/books?id=aVMMAAAAIAAJ&pg=PA405  Perseus 版
  8. ^ Török, László (2009), Between Two Worlds: The Frontier Region Between Ancient Nubia and Egypt, BRILL, pp. 9–10, ISBN 9789004171978, https://books.google.com/books?id=irbP2hHqDAwC&pg=PA9 
  9. ^ Gervase & Gerner & Pignatelli 共訳 2006, pp. 298, 536
  10. ^ Gervase of Tilbury (2006), Les traductions françaises des Otia imperialia de Gervais de Tilbury, Droz, LXXV (p. 301), https://books.google.com/books?id=n99aFlepeRoC&pg=PA301 
  11. ^ ティルベリのゲルウァシウス 著、池上俊一  訳「第七五章 無頭人種」 『皇帝の閑暇 (西洋中世綺譚集成)』青土社、1997年。 
  12. ^ 松平・190-191頁
  13. ^ ローズ, 松村訳、378-379頁。


「ブレムミュアエ」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブレムミュアエ」の関連用語

ブレムミュアエのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブレムミュアエのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブレムミュアエ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS