BWF世界ランキングとは？わかりやすく解説

BWF世界ランキング（英語： BWF world ranking ）とは、世界バドミントン連盟（BWF）が毎週発表しているバドミントンの世界ランキングである。

概要

BWF世界ランキングには男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの全5種目があり、ランキングポイントは大会ごとに成績に応じて付与される。ポイントの有効期限は52週間であり、過去52週間に出場した大会の中でポイントの高い上位10大会を加算することでランキングが算出される。

ポイントシステム

2024年4月23日からのポイントシステム

BWFは、2024年 4月23日から新しいポイントシステムを採用した^[1]。

大会	優勝	準優勝	3-4	5-8	9-16	17-32	33-64	65-128	129-256!
Grade 1 – BWFトーナメント
世界選手権オリンピック¹	14500	12500	10500	8200	6000	3700	1450	750	300
Grade 2 – BWFワールドツアー
Level 1 (ファイナルズ)	14000	12000	10000	7800	5700	3500	1400	720	280
Level 2 (最低500ドル以上の追加賞金があるスーパー1000)	13500	11500	9500	7400	5400	3300	1350	670	270
Level 2 (250ドル〜499ドルの追加賞金があるスーパー1000)	12700	10800	9000	7000	5100	3150	1270	630	250
Level 2 (スーパー1000)	12000	10200	8400	6600	4800	3000	1200	600	240
Level 3 (スーパー750)	11000	9350	7700	6050	4320	2660	1060	520	210
Level 4 (スーパー500)	9200	7800	6420	5040	3600	2220	880	430	170
Level 5 (スーパー300)	7000	5950	4900	3850	2750	1670	660	320	130
Level 6 (スーパー100)	5500	4680	3850	3030	2110	1290	510	240	100
Grade 3
インターナショナルチャレンジ	4000	3400	2800	2200	1520	920	360	170	70
インターナショナルシリーズ	2500	2130	1750	1370	920	550	210	100	40
フューチャーシリーズ	1700	1420	1170	920	600	350	130	60	20

^1 –オリンピックでは3位は11500ポイント、4位は10500ポイント。

2018年〜2024年4月16日までのポイントシステム

大会	優勝	準優勝	3-4	5-8	9-16	17-32	33-64	65-128	129-256	257-512	513-1024
Grade 1 – BWFトーナメント
世界選手権オリンピック¹	13000	11000	9200	7200	5200	3200	1300	650	260	130	65
Grade 2 – BWFワールドツアー
Level 1 (ファイナルズ) Level 2 (スーパー1000)	12000	10200	8400	6600	4800	3000	1200	600	240	120	60
Level 3 (スーパー750)	11000	9350	7700	6050	4320	2660	1060	520	210	100	50
Level 4 (スーパー500)	9200	7800	6420	5040	3600	2220	880	430	170	80	40
Level 5 (スーパー300)	7000	5950	4900	3850	2750	1670	660	320	130	60	30
Level 6 (スーパー100)	5500	4680	3850	3030	2110	1290	510	240	100	45	30
Grade 3
インターナショナルチャレンジ	4000	3400	2800	2200	1520	920	360	170	70	30	20
インターナショナルシリーズ	2500	2130	1750	1370	920	550	210	100	40	20	10
フューチャーシリーズ	1700	1420	1170	920	600	350	130	60	20	10	5

^1 –オリンピックでは3位は10100ポイント、4位は9200ポイント。

歴代世界ランキング1位

2009年1月1日以降の世界ランキング1位について記述する^[2]^[3]^[4]。

男子シングルス

	選手	日付	週数
1	リー・チョンウェイ	2009年1月1日	349
2	林丹	2012年6月21日	14
3	諶龍	2014年12月24日	76
4	孫完虎	2017年5月25日	17
5	ビクトル・アクセルセン	2017年9月28日	183
6	スリカンス・キダンビ	2018年4月12日	1
7	桃田賢斗	2018年9月27日	160
8	石宇奇	2024年6月11日	7

最長記録、太字：現在の1位、2024年7月23日時点

女子シングルス

	選手	日付	週数
1	周蜜	2009年1月1日	17
2	ティナ・バウン	2009年1月22日	22
3	王琳	2009年9月24日	5
4	王儀涵	2009年10月29日	116
5	汪鑫	2010年9月23日	14
6	王適嫻	2011年1月13日	33
7	李雪芮	2012年12月20日	124
8	サイナ・ネワール	2015年4月2日	14
9	カロリーナ・マリン	2015年6月11日	66
10	ラチャノック・インタノン	2016年4月21日	2
11	戴資穎	2016年12月1日	252
12	山口茜	2018年4月19日	74
13	奥原希望	2019年10月29日	2
14	陳雨菲	2019年12月17日	14
15	安洗塋	2023年8月1日	52

最長記録、太字：現在の1位、2024年7月23日時点

男子ダブルス

	選手	日付	週数
1	マルキス・キドヘンドラ・セティアワン	2009年1月1日	35
2	鄭在成李龍大	2009年1月22日	24
3	クー･キンキットタン・ブンホン	2009年9月24日	55
4	マシアス・ボーカーステン・モーゲンセン	2010年11月11日	68
5	蔡贇傅海峰	2011年6月23日	54
6	高成炫李龍大	2013年5月30日	25
7	ヘンドラ・セティアワンモハマド・アッサン	2013年11月21日	38
8	李龍大柳延星	2014年8月14日	117
9	ゴー・V・シェムタン・ウィーキョン	2016年11月10日	18
10	マルクス・フェルナルディ・ギデオンケビン・サンジャヤ・スカムルジョ	2017年3月16日	266
11	李俊慧劉雨辰	2017年4月6日	10
12	保木卓朗小林優吾	2022年9月20日	14
13	ファジャル・アルフィアンムハマド・リアン・アルディアント	2022年12月27日	41
14	サトウィクサイラジ・ランキレッディチラグ・シェッティ	2023年10月10日	19
15	梁偉鏗王昶	2023年10月31日	28

最長記録、太字：現在の1位、2024年7月23日時点

女子ダブルス

	選手	日付	週数
1	杜婧于洋	2009年1月1日	11
2	ウォン・ペイティチン・イエンフイ	2009年1月15日	25
3	簡毓瑾程文欣	2009年1月22日	37
4	趙芸蕾成淑	2009年8月20日	6
5	張亜雯趙婷婷	2009年9月24日	6
6	馬晋王暁理	2009年11月26日	36
7	王暁理于洋	2011年4月28日	136
8	田卿趙芸蕾	2012年9月20日	43
9	包宜鑫湯金華	2014年5月29日	22
10	高橋礼華松友美佐紀	2014年10月30日	127
11	駱贏駱羽	2015年12月17日	13
12	陳清晨賈一凡	2017年10月26日	219
13	福島由紀廣田彩花	2018年6月21日	88
14	永原和可那松本麻佑	2019年4月30日	27
15	金昭映孔熙容	2022年10月4日	3

最長記録、太字：現在の1位、2024年7月23日時点

混合ダブルス

	選手	日付	週数
1	ノバ・ウィディアントリリヤナ・ナトシール	2009年1月1日	48
2	李龍大李孝貞	2009年6月18日	39
3	鄭波馬晋	2010年1月21日	7
4	トーマス・レイボーンカミラ・リターユール	2010年6月24日	14
5	ロバート・マシュアックナディエズダ・ジーバ	2010年8月26日	1
6	張楠趙芸蕾	2011年2月3日	236
7	徐晨馬晋	2012年8月16日	57
8	ヨアシム・フィッシャー・ニールセンクリスティーナ・ペデルセン	2015年4月2日	1
9	高成炫金荷娜	2016年9月22日	13
10	鄭思維陳清晨	2016年12月22日	69
11	王懿律黄東萍	2018年4月12日	5
12	タントゥイ・アーマドリリヤナ・ナトシール	2018年5月3日	11
13	鄭思維黄雅瓊	2018年8月9日	269
14	デチャポル・プアヴァラヌクローサプシリー・タエラッタナチャイ	2021年12月7日	42
15	渡辺勇大東野有紗	2022年11月8日	1

最長記録、太字：現在の1位、2024年7月23日時点

歴代ジュニアランキング1位

2012年1月5日以降の世界ランキング1位について記述する。

男子シングルス

	選手	日付
1	ズルファドリ・ズルキフリ	2012年1月5日
2	ビクター・アクセルセン	2012年1月12日
3	コーシット・フェトプラダブ	2012年11月1日
4	桃田賢斗	2012年11月8日
5	シッタイコム・タンマシン	2013年6月27日
6	スー・テックジー	2013年9月19日
7	王子維	2013年11月7日
8	アディテャ・ジョシ	2014年1月2日
9	ジョナタン・クリスティー	2014年2月27日
10	石宇奇	2014年4月17日
11	林貴埔	2015年1月2日
12	フィルマン・アブドゥル・コーリク	2015年4月16日
13	アンダース・アントンセン	2015年9月23日
14	シリル・ヴェルマ	2016年1月7日
15	カンタフォン・ワンチャロン	2016年2月18日
16	李佳豪	2017年1月5日
17	ラクシャ・セン	2017年2月2日
18	クンラブット・ビチットサーン	2017年9月7日
19	クリスト・ポポフ	2020年1月7日
20	マッズ・ユエル・ミュラー	2021年1月1日
21	ヴァルン・カプール	2021年11月11日
22	ジャスティン・ホー	2022年1月4日
23	アレックス・ラニアー	2022年8月2日
24	サンカル・スブラマニアン	2022年8月16日
25	アルウィ・ファルハン	2023年10月10日
26	胡哲安	2024年1月2日
27	バラス・レイシーシュ	2024年2月13日

太字：現在の1位、2024年7月2日時点

男子ダブルス

	選手	日付
1	ヘグ・ネルソン・ウェイキットテオ・イーイ	2012年1月5日
2	林家佑	2012年3月8日
3	李晋熙	2012年7月12日
4	ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ	2012年8月16日
5	アリャ・マウラナ・アディアルタマエディ・スバクティアル	2012年9月20日
6	劉雨辰	2013年7月18日
7	李俊慧	2013年11月7日
8	黄凱祥	2014年1月2日
9	鄭思維	2014年4月17日
10	金鄭護	2014年4月24日
11	デチャポル・プアヴァラヌクロー	2015年1月29日
12	トマ・ジュニア・ポポフ	2015年4月23日
13	何濟霆	2016年1月7日
14	韓呈愷周昊東	2016年11月17日
15	ナタパット・トリンカジー	2017年1月5日
16	リノフ・リファルディ	2017年4月6日
17	金元昊	2017年7月20日
18	邸子健	2018年1月4日
19	王昶	2019年3月5日
20	レオ・ローリー・カルナンドダニエル・マーティン	2019年10月15日
21	鄭訓謹	2020年1月7日
22	タナドン・パンパニチシラウィット・ソトン	2020年2月25日
23	ジュナイディ・アリフ	2020年3月10日
24	マッズ・ヴェスターガード	2020年11月10日
25	ウィリアム・クリガー・ボー	2021年1月1日
26	ジャスティン・ホー	2022年1月4日
27	ライハン・ファディラー	2022年8月2日
28	クリスチャン・ファウスト・ケアー	2022年8月30日
29	アピラク・ガテラホン	2022年11月1日
30	ゲ・ジョージージョハン・プラヨゴ	2022年12月27日
31	ダニエル・フランコ	2023年1月3日
32	ブライアン・グンティン	2023年2月7日
33	徐化雨	2023年3月14日
34	朱一珺	2023年7月18日
35	アーロン・タイ	2023年10月17日
36	ディレン・エイヤッパンデヴ・エイヤッパン	2023年10月24日

太字：現在の1位、2024年7月2日時点

混合ダブルス

	選手	日付
1	イム・ミドルバーグソラヤ・デ・フィス・アイバーゲン	2012年1月5日
2	リン・ホイマーク・ケアスフェルト	2012年3月8日
3	アルフィアン・エコ・プラセテャ	2012年5月10日
4	チョウ・メイクアン	2012年7月5日
5	蔡侑玎	2012年7月12日
6	エディ・スバクティアルメラティ・デファ・オクタフィアンティ	2012年11月8日
7	催率圭	2013年7月4日
8	黄凱祥陳清晨	2014年1月2日
9	鄭思維	2015年4月23日
10	杜玥	2016年1月7日
11	アプリヤニ・ラハユ	2016年1月28日
12	何濟霆	2016年12月8日
13	リノフ・リファルディ	2017年1月5日
14	李幽琳	2017年4月20日
15	金元昊	2017年7月20日
16	レハン・ナウファル・クシャルジャントシティ・ファディア・シルバ・ラマダンティ	2018年1月4日
17	劉玄炫	2018年3月8日
18	レオ・ローリー・カルナンド	2019年1月2日
19	インダー・ジャミル	2019年8月13日
20	馮彥哲	2019年12月17日
21	レフ・バリノフアナスタシーア・ボイアルン	2021年1月1日
22	シラダ・ルンピブンサピット	2022年1月4日
23	アンジェラ・ヴィットマン	2022年8月2日
24	黄可欣	2023年3月14日
25	朱一珺	2023年9月26日
26	張佳晗	2024年1月2日

太字：現在の1位、2024年7月2日時点

団体世界ランキング

順位	国・地域名	ポイント
2024年7月23日現在のランキング^[5]
1	中国	17,500
2	韓国	12,950
3	インドネシア	12,100
4	日本	11,800
5	マレーシア	10,600
6	チャイニーズタイペイ	9,700
7	デンマーク	9,250
8	タイ	8,850
9	インド	8,500
10	香港	6,950
11	フランス	6,550
12	シンガポール	6,050
13	カナダ	6,000
14	ドイツ	5,418
15	アメリカ合衆国	4,863
16	オランダ	4,641
17	オーストラリア	4,325
18	スペイン	4,263
19	イングランド	4,063
20	ブラジル	4,025

| style="width: 50%;text-align: left; vertical-align: top; " |

脚注

[脚注の使い方]

^ "MORE POINTS ON OFFER AT TOP-TIER TOURNAMENTS" - BWFfansite
^ Historical World Ranking 2016年4月9日閲覧
^ “BWF World Rankings (2009年-)”. 2018年2月7日閲覧。
^ “Historical Rankings (2012年-)”. 2017年1月27日閲覧。
^ BWF World Team Rankings - Tournamentsoftware.com

外部リンク

BWF世界ランキング - bwfbadminton.com
BWF世界ランキング - bwf.tournamentsoftware.com
ランキングシステム (PDF)

[1] "MORE POINTS ON OFFER AT TOP-TIER TOURNAMENTS" - BWFfansite

[2] Historical World Ranking 2016年4月9日閲覧

[3] “BWF World Rankings (2009年-)”. 2018年2月7日閲覧。

[4] “Historical Rankings (2012年-)”. 2017年1月27日閲覧。

[5] BWF World Team Rankings - Tournamentsoftware.com

[1]

1

[2]

[3]

[4]

[5]

[a]

表話編歴国際バドミントン
BWF トマス杯ユーバー杯スディルマンカップ世界選手権大会パラ世界選手権世界ジュニア選手権大会オリンピックワールドカップ (廃止) 世界グランプリファイナルズ (廃止) 世界ランキング世界ジュニアランキング
アフリカ	BCA – アフリカ選手権大会
アジア	BAC – アジア選手権大会ジュニア選手権大会
欧州	BE – 欧州選手権大会ジュニア選手権大会
オセアニア	BO – オセアニア選手権大会
アメリカ大陸	BPA – パンアメリカン選手権大会ジュニア選手権大会
地域大会	アフリカ競技大会アジア競技大会コモンウェルスゲームズデフリンピック東アジア競技大会アイランドゲームズパンアメリカン競技大会パンアラブ競技大会東南アジア競技大会ユニバーシアードワールドゲームズ (廃止)

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