2019年、秋田県横手市の自販機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 02:17 UTC 版)
「パラコート連続毒殺事件」の記事における「2019年、秋田県横手市の自販機」の解説
2019年(令和1年)11月13日午後6時ごろ、同じく日本の秋田県横手市増田町の雑貨店前に設置された自動販売機から30代の男性が缶ビールを購入した際、買ったものとは別に、異なる銘柄の缶ビールがすでに取り出し口に入っていたことに気づいた。 男性は店主に報告し、店主が確認したところ、缶の底面には直径1〜2ミリメートル程度の穴が空いており、穴から内容液が漏れ出していた。穴の周囲には青い固体が付着していた。ふたを開けて中身を注ぐと、通常のビールと異なり、青い色だったという。店主は一週間後の11月20日、空になった缶を近所の交番に届け出た。 秋田県警察が缶を調べたところ、11月29日に「パラコートが検出された」と発表した。県警の横手署は「何者かが意図的に農薬を注入した」と考え、威力業務妨害の容疑などで捜査するとともに、「不審物を発見した際は絶対に口にせず、警察へ届け出て」と注意喚起を行った。 なお、当時パラコートはすでに「毒物」に指定されており、一般的には入手することは難しかった。
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