ワン‐シー‐シー‐ディー【1CCD】
1CCD
別名:単板方式
1CCDとは、デジタルカメラなどにおいて画像を得る方式のうち、光を感知するCCD(電荷結合素子)の各素子にそれぞれ単色のフィルタをかけ、全体として色の再現を行う方式のことである。
CCDは光量を感知する機構であり、それ自体が色を感知する仕組みを持たないため、特定色のフィルタをかけることによって色の感知を行っている。1CCDの場合、それぞれのCCDの素子は単色のフィルタがかけられており、フィルタ色が異なる隣の素子とデータの相互補完を行うなどして、全体での色の再現を行っている。色情報の再現性は比較的低いが、低コストで簡易に色を再現できる。
1CCDに対して、1画素につきRGB(赤、緑、青)のそれぞれの色情報を取得する方式は3CCDと呼ばれる。3CCDは1CCDの3倍の素子を必要とするため、コストがかかるが、それぞれの画素がカラーで再現されるため全体として高い再現性を得ることができる。
- 1CCDのページへのリンク