188号線_(スロバキア)とは? わかりやすく解説

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コシツェ - ムシナ線

(188号線_(スロバキア) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 02:54 UTC 版)

スロバキア国鉄
路線番号188
路線総延長94 km
軌間1435 mm
電圧3 kV(直流
最大勾配 17 パーミル

コシツェ - ムシナ線(スロバキア語;Železničná trať Košice – Muszyna)は、スロバキア国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は188

1870年から1873年にかけて、現在の営業区間であるコシツェ~プラヴェチ間が開業した。その後1876年に、ムシナまで延伸した[1]。スロヴァキアとポーランドの国境を越える路線である。プラヴェチ以北の国境を越える区間には、現在列車が運行されていないが、2019年6月29日に運行を再開する予定である[2]

運行形態[3]

超特急「ユーロシティ(EC)」

  • LEOエクスプレス号: プラハ - プレショフ - キサク - コシツェ (LEO Express社の運行)
    一日2往復運行している。キサク以遠は180号線に直通する。
    過去の運行形態
    2015年12月に一日2往復で運行開始した(それまでは、プレショウに乗り入れていなかった)。当初、キサクはプレショウ - コシツェ間で1回のみ停車で、プレショウ - スピシスカー・ノヴァー・ヴェス間はノンストップであった。
    2019,20年度に限り、キサクを通過していた。
    2020年末より、一日1往復に減便となった他、キサクは2回停車する様になった。
    2021年末より、元の一日2往復に戻り、キサク停車となった。2018年以前と同様、プラハ方面へは短絡線経由で直通する様になった。

特急「リーフリク(R)」

下記2系統が運行している。

  • ゲメランポリャナ号: ブラチスラヴァ - ズヴォレン - コシツェ - プレショフ
    一日1往復の運行(ただし週1日運休)。コシツェ以南は160号線に直通する。

特急「区間リーフリク(RR)」

  • ブラチスラヴァ - ジリナ - プレショフ - フメンネー (シャリシャン号)
    週1往復の運行。オビショヴツェ以西は180号線に、プレショフ以東は193号線に直通する。なお、180号線への直通は短絡線を経由するため、分岐点であるキサクには停車しない。
    2015年以前は、超特急インターシティ(IC)として運行していた。2016-19年度は、リーフリク(R)として運行していた。
  • ベリヤンスキ・エクスプレス号: ポプラド・タトリ - プラヴェチ - ムシナ 【夏季の土曜・休日運行】
    夏季の休日限定で、一日2往復の運行。途中、プラヴェチ - ムシナ間ノンストップ。プラヴェチ以西は185号線に直通する。
    2019年に「タトリ」号の愛称で運行を開始した。2021年より現在の愛称名となった。

快速「レギオナルエクスプレス(REX)」

  • コシツェ - キサク - プレショウ 【平日運行】
    朝と午後のみの運行。朝はコシツェ行、午後はプレショウ行が中心だが、朝・午後とも双方向運行される。
    2018年末に運行開始した。
  • バンスカー・ビストリツァ - プレショウ 【夏季の日曜運行】
    夏季の日曜限定で、一日1往復の運行。188号線内はノンストップで、180号線に直通する。180号線への直通は短絡線を経由するため、分岐点であるキサクには停車しない。
    2020年以前は、ズリーフレニー・ヴラク(Zr)の種別で運行していた。
  • コシツェ - プラヴェチ - スタラー・リュボウニャ 【夏季の土曜・休日運行】
    夏季の休日限定で、一日2往復の運行。途中、プレショウ、プレショウ町、ヴェリキー・シャリシ、サビノウ、リパニに停車する。プラヴェチ以西は185号線に直通する。
    2020年以前は、ズリーフレニー・ヴラク(Zr)の種別で運行していて、プレショウ町は通過していた。2021年以前は、プレショウ以北のみ運行していた。
  • コシツェ - プレショウ - バルデヨウ 【夏季の土曜・休日、2週間に2日運行】
    夏季に2週間間隔で、連続した土日に、一日1往復ずつ運行される。プレショウ以北は194号線に直通する。
    2022年に運行を開始した。

普通

1時間に1本の運行で、大部分はコシツェ~リパニ間の運行である。一部はプレショフ以南の区間運転となり、プレショフ~リパニ間は1~2時間間隔の運行となる。うち、週2往復のみ(夏季を除く)がリパニ~チルチ間を延長運行し、そのうち週1往復が185号線のスタラー・リュボヴニャ方面に接続する。

2018年以前は、プラヴェチ - チルチ間に列車が運行していなかった。

かつての運行種別

  • 超特急「インターシティ(IC)」
    かつて、シャリシャン号がこの種別で運行していたが、2015年12月、180号線等の停車駅を増加させた上で、リーフリク(R)に格下げされた。

駅一覧

以下では、スロバキア国鉄188号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • EC:超特急「インターシティ」
    • R:特急「リーフリク」
    • RR:特急「区間リーフリク」
    • Os:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:大部分停車、一部通過
    • 印:大部分通過、一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ EC R RR REX Os 接続路線 所在地
180 コシツェ駅 - 15.6  

160号線(ブラチスラヴァ方面)、169号線(ブダペスト方面)
190号線(フメンネー/チェルナ方面)

コシツェ県 1区
チャハノヴツェ駅 3.8 11.8    
コストリャニ・ナド・ホルナードム駅 4.7 7.1     コシツェ郊外郡
トレベヨフ駅 5.1 2.0    
188 キサク駅 2.0 0.0   180号線(ブラチスラヴァ方面)
オビショヴツェ駅 2.0 2.0

ヴェリカー・ロヂナ方面短絡線(ヴェリカー・ロヂナまで7.6km)
ロヂナで180号線(ブラチスラヴァ方面)に接続

リチャルトヴツェ駅 2.2 4.2   プレショフ県 プレショフ郡
ドリェノフスカー・ノヴァー・ヴェス村駅 3.0 7.2  
ドリェノフスカー・ノヴァー・ヴェス駅 1.2 8.4  
ケンヂツェ駅 1.7 10.1  
ハニスカ・プリ・プレショヴェ駅 3.4 13.5  
プレショウ駅 3.3 16.8 193号線(フメンネー方面)、194号線(バルデヨウ方面)
プレショウ町駅 1.7 18.5          
ヴェリキー・シャリシ駅 6.9 25.4          
シャリシスケー・ミハリャニ駅 5.8 31.2           サビノフ郡
オルクツァニ駅 3.7 34.9          
サビノフ駅 2.4 37.3          
ペチョフスカー・ノヴァー・ヴェス駅 4.2 41.5          
チェルヴェニツァ駅 1.8 43.3          
ロジコヴァニ駅 2.6 45.9          
リパニ駅 2.7 48.6          
クリヴァニ駅 3.6 52.2          
プステー・ポレ駅 9.5 61.7           スタラー・リュボヴニャ郡
ヂュルコヴァー駅 5.2 66.9          
リュボチーン駅 1.9 68.8          
プラヴェチ駅 2.6 71.4       185号線(ポプラド方面)
オルロフ駅(*1) 1.8 73.2        
チルチ駅(*1) 3.6 76.8        
ムシナ駅 8.5 85.3        

ポーランド国鉄
  96号線(タルヌフ方面)、105号線(クリニツァ方面)

マウォポルスカ県 ノヴィ・ソンチ郡

(*1): 2018年12月旅客営業再開。

脚注




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