10年選手の権利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:17 UTC 版)
「フリーエージェント (日本プロ野球)」の記事における「10年選手の権利」の解説
1952年改正以前は表彰と移籍権利のみ。以下は1952年改正後の権利。 引退試合 現役時代に顕著な功績を残した10年選手は、所属球団との合意の下、希望する地域において毎年11月15日(オフシーズンに入る日)以降に引退試合を主催することができた。非公式試合であり、試合開催による収益金を得ることも認められた。引退選手複数人共同で催すこともできたが、その場合も1試合のみ。 トレード拒否 10年選手をトレードに出す場合は、事前に本人の書面による同意が無ければ不可とされた。 ボーナス受給 ボーナス(今で言う再契約金)を受け取ることができた。当初は無制限だったが、1959年3月の改定でA級選手のボーナスに限り、移籍なら1.5倍まで、残留なら2倍までと制限された。 A級選手の移籍 A級10年選手に指名された選手はその年の12月16日以降、自由に球団を移籍することができた。この権利は1度のみで再取得は不可。移籍した場合、新球団は旧球団に対し、新年俸の半額を譲渡金として支払った。
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