0トップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 04:44 UTC 版)
「フォワード (サッカー)」の記事における「0トップ」の解説
センターフォワード不在のフォーメーション・戦術を俗に0トップ(英: zero top)と呼ぶ。 3トップまたは1トップのセンターフォワードの選手が、トップ下の位置まで下がり、MFとして機能することからセンターフォワード不在、すなわちゼロトップフォーメーションとよばれる。得点能力のある攻撃的ミッドフィールダーやセカンドトップ、9番(ストライカー)+10番(トップ下)=9.5番とも呼ばれる選手が配置されることが多い。1列目の並びが、緩やかなVの字を描くのが特徴である。センターのトップすなわち0トップの選手がプレスを避けつつウインガーにパスも出せ、ウインガーが押し上げたDFラインのスペースに入り込むことができる特性がある。古くは1974 FIFAワールドカップのオランダ代表ヨハン・クライフやFCバルセロナ(エル・ドリーム・チーム)のミカエル・ラウドルップがこのポジションを担っていた。また、本来はFW登録ではない(ほとんどの場合が攻撃的MFの)選手がワントップに配置された場合に、先述の表現として「ゼロトップ」と呼ばれる場合もある。リオネル・メッシを配置したバルセロナ、トッティを配置したASローマ、2010年の日本代表での本田圭佑、ハンジ・ミュラーを配置したドイツ代表、セスク・ファブレガスを配置したスペイン代表などの場合である。
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