高徳藩とは? わかりやすく解説

高徳藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 16:57 UTC 版)

高徳藩(たかとくはん)は、下野国塩谷郡高徳村(現在の栃木県日光市高徳)を居所として、江戸時代幕末期から明治初年にかけて存在した宇都宮藩の重臣(藩主家一門)であった戸田忠至ただゆきが、山陵奉行としての功績などによって1866年に本家から1万石の分知を受け、独立の大名として認められた。江戸幕府幕藩体制)のもとで最後に生まれた藩である[1]明治維新期の所領替えにより、1870年に下総国曽我野藩に移転して廃藩となった。


注釈

  1. ^ 赤丸は本文内で藩領として言及する土地。青丸はそれ以外。
  2. ^ 現代も高徳地区を通過する国道121号がこの交通路を継承しており、「会津西街道」の愛称で呼ばれる。現代の国道121号はいくつものトンネルで山塊を貫くが、江戸時代には多くの峠を越える道筋であった。

出典

  1. ^ a b 坂本 2011, p. 132.
  2. ^ 高徳”. 角川日本地名大辞典. 2022年10月2日閲覧。
  3. ^ a b c 高徳村(近世)”. 角川地名大辞典(旧地名). 2022年10月2日閲覧。
  4. ^ a b 船生村(近世)”. 角川地名大辞典(旧地名). 2022年10月2日閲覧。
  5. ^ a b c 坂本 2011, p. 135.
  6. ^ a b c 坂本 2011, p. 139.


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