駿府在番・勤番
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 08:27 UTC 版)
駿府城には、定置の駿府城代・駿府定番を補強する軍事力として駿府在番が置かれた。江戸時代初期には、幕府の直属兵力である大番が駿府城に派遣されていたが、1639年(寛永16年)には大番に代わって将軍直属の書院番がこれに任じられるようになった。その後約150年間、駿府在番は駿府における主要な軍事力として重きをなすとともに、合力米の市中換金などを通じて駿府城下の経済にも大きな影響を与えたとされる。 しかし1790年(寛政2年)に書院番による駿府在番が廃止され、以降は常駐の駿府勤番組頭・駿府勤番が置かれて幕末まで続いた。この駿府勤番組頭・駿府勤番は駿府城代支配の役で、それぞれ御役高500石・御役料300俵と御役高300俵であった。
※この「駿府在番・勤番」の解説は、「駿府城」の解説の一部です。
「駿府在番・勤番」を含む「駿府城」の記事については、「駿府城」の概要を参照ください。
- 駿府在番・勤番のページへのリンク