阪神電気鉄道のダイヤ改正とは? わかりやすく解説

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阪神電気鉄道のダイヤ改正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 05:55 UTC 版)

阪神電気鉄道のダイヤ改正(はんしんでんきてつどうのダイヤかいせい)は、阪神電気鉄道(阪神)が実施したダイヤ改正


注釈

  1. ^ ただし厳密には途中三宮駅のみに停車
  2. ^ 当時の列車運行図表によれば、昼間時の元町駅の特急停車番線の使用方は、原則として先に到着した西大阪線特急が奥側=車止側に入線し、その3分後に到着する特急が西大阪線特急の手前=折返用の両渡り線側に停車していた。発車時はこの逆で、到着後短い時間で本線特急を先に発車させ、続いてその直後に西大阪線特急を発車させていた。すなわち西大阪線特急は特急と続行運転であった(下り元町行きは尼崎駅より特急に先行、上り西九条行きは尼崎駅まで特急に続行)。
  3. ^ 編成組成の都合上、普通列車の増結車は1両または2両を列車により梅田駅側に増結する場合(これを阪神では「正当解放車」と称した)と元町駅側に増結する場合(同じく「反対解放車」と称した)とがあり、このうち元町駅側に増結車を連結していたものおよび2両編成の場合は、全車両が通常の前進運転が可能であった(ただし片運転台車の場合は保安上、可搬式尾灯を連結面側に取り付けて運転した)。一方、梅田駅側に増結車を連結している場合は、2両編成および単行でも当時少数存在していた両運転台車であった5101形の場合では、元町駅側の増結車と同様に通常の前進運転が可能であったが、それ以外の単行増結車については御影駅→石屋川駅間を連結面側に監視する車掌を乗務させた上で、運転士が反対側の運転台より推進運転を実施した。
  4. ^ これは阪急神戸本線からの直通列車も同様である。
  5. ^ 阪急側は当初の計画通り六甲駅までの運転であったが、山陽乗り入れ車は用地の関係で御影駅手前に設けられた折返設備で折返していた。
  6. ^ 一方、当時は特急で運用する車両の中央部分に取り付けられていた「特急」表示板は、区間特急については省略していた。
  7. ^ レールの錆取りを兼ねて、臨時列車や試運転列車が発着することはあった。
  8. ^ 後に阪神側では2001年に9300系、2007年より1000系が、山陽側でも2017年より6000系の3両編成を2編成連結した編成がそれぞれ営業運転を開始し充当可能形式に追加されている。また8000系8523Fについても後に山陽への乗り入れが解禁されている。
  9. ^ 阪神車(1000系・9000系)が限定で充当された
  10. ^ 土曜・休日でも連結・切り離しする列車は朝・夜間で僅かに存在する。

出典

  1. ^ 鉄道ピクトリアル1997年7月臨時増刊号(No.640)p.167「阪神電気鉄道 列車ダイヤのあゆみ」(執筆者・川島令三)でこの縦列停車の件が少し触れられている。
  2. ^ 鉄道ピクトリアル2020年10月号(No.978)さよなら阪神赤胴車特集「阪神特急の思い出-3011形の登場から3801系まで」p.64-74(執筆者・川島令三)では、先述の縦列停車(西大阪線特急と普通)とは別に、西大阪線特急と普通との縦列停車の件が少し触れられている。
  3. ^ 鉄道ピクトリアル2022年11月号(No.1005)p.58-66「ジェットカーの思い出」(執筆者・川島令三)に1枚のみではあるが、初代5001形(貫通化改造後)で運用して「準急 梅田-西宮」の表示板を掲出した写真(撮影も川島による)が掲載されている。
  4. ^ 鉄道ピクトリアル1997年7月臨時増刊号(No.640)p.169「阪神電気鉄道 列車ダイヤのあゆみ」および鉄道ピクトリアル2022年11月号(No.1005)p.58-66「ジェットカーの思い出」(いずれも執筆者・川島令三)にそれぞれ1枚のみではあるが、御影駅から石屋川駅に向かって推進運転で回送する5311形の写真(撮影も全部が川島による)が掲載されている。
  5. ^ 鉄道ピクトリアル2022年11月号(No.1005)p.42-44「青胴車、単行解放の記録」(執筆者・吉里浩一)に、夜間の解放の場面のみであるが、この当時の様子が写真で掲載されている。
  6. ^ 鉄道ピクトリアル2022年11月号(No.1005)p.58-66「ジェットカーの思い出」に書かれていた文面によると、この改正まで大半を占めていた全線通しの普通は無表示で運転していた(乗客側も車両の車体色などで区別していた)。しかも当時は車庫所在地駅を除く途中駅折り返しの普通が基本的に設定されておらず、車庫に入庫する列車のみに「尼崎行」「新在家行」(1967年以降は「石屋川行」)の表示板を掲出していただけであった。
  7. ^ 鉄道ピクトリアル2022年12月号(No.1006)p.177 「2022年11月号の訂正・補足」欄で「3両運転と単行解放の終了が1979年6月17日限り」と記述されていたことから、この日にダイヤ改正が実施されていたことが検証できる。
  8. ^ “平日朝ラッシュ時 岩屋駅に停車 阪神、来月1日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年6月22日) 
  9. ^ 3月20日(火・祝) 全線のダイヤ改正を実施!” (PDF). 阪神電気鉄道 (2012年1月20日). 2019年2月19日閲覧。
  10. ^ 3月19日(土) 全線のダイヤ改正を実施!” (PDF). 阪神電気鉄道 (2016年1月20日). 2019年3月4日閲覧。
  11. ^ 2020.3/14SAT 全線ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道、2020年3月6日https://rail.hanshin.co.jp/uploads/info/9fa658c4fef9e678766f09d85018670f9e07216e.pdf2020年3月14日閲覧 
  12. ^ a b c 本線で最終列車の時刻を繰り上げます~3月13日(土)から実施~』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道、2021年2月12日https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20210212-syuuden-kuriage-1.pdf2021年2月12日閲覧 
  13. ^ 4月 29 日(木・祝)から一部列車の運休及び行先変更を行います” (PDF). 阪神電気鉄道 (2021年4月26日). 2021年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月27日閲覧。
  14. ^ 2022年12月17日(土)にダイヤ改正を実施します』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道、2022年10月12日https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20221012-unyu-daiyakaisei-2.pdf2022年10月22日閲覧 


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