銀河面吸収帯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 04:59 UTC 版)
銀河面吸収帯[1][2](英語: Zone of Avoidance、ZOA)は、天の川の星間物質が原因で遠方の天体が不鮮明になっている天球上の領域である。銀河系の銀河面上にある星間物質と恒星は、可視光線の波長領域で、銀河系外の天体の約20%を遮っている。その結果、光学的な銀河カタログは、通常は銀河面の近くでは非常に不完全なものとなる。
- ^ a b “天の川の「向こう側」に隠されていた数百個の銀河を発見”. AstroArts (2016年2月10日). 2020年4月1日閲覧。
- ^ “クモの巣のような銀河IC 342”. ナショナルジオグラフィック (2012年3月21日). 2020年4月1日閲覧。
- ^ Kraan-Korteweg, Renée C.; Ofer Lahav (2000). “The Universe behind the Milky Way”. The Astronomy and Astrophysics Review. arXiv:astro-ph/0005501. Bibcode: 2000A&ARv..10..211K. doi:10.1007/s001590000011.
- ^ 21cmスピン反転(spin-flip)輝線は、水素原子の陽子と電子のスピンが同一方向の状態(高エネルギー状態)から、反対方向の状態(低エネルギー状態)に遷移するときに放出される光子による輝線スペクトルである。
- 1 銀河面吸収帯とは
- 2 銀河面吸収帯の概要
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