釜石鵜住居復興スタジアム
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釜石鵜住居復興スタジアム(かまいしうのすまいふっこうスタジアム)は、岩手県釜石市の釜石鵜住居運動公園にある球技専用スタジアム。
- ^ a b 犠牲者のうち200名以上が、本来津波発生時に1次避難場所には指定されていない「鵜住居地区防災センター」に避難し、建物ごと津波に呑まれて亡くなったもので、「釜石の悲劇」とも語られている[8]。一方、釜石市立釜石東中学校の生徒・教師はいち早く山手に避難し、その様子を見た釜石市立鵜住居小学校の児童・教師も一緒に避難したことで、両校の児童・生徒のうち学校の監督下にあった生徒は全員が無事(地震の後保護者に引き取られた児童1名、震災当日欠席していた生徒1名が亡くなっている)であり、「釜石の奇跡」とも呼ばれている[9](津波てんでんこも参照)。
- ^ 東京都が開催地としていた国立競技場も新設競技場だが、正式には国立霞ヶ丘競技場陸上競技場の全面改築によるものであり、スタジアムを全く新設するという観点でいえば本競技場が唯一である。なお新国立競技場は工期の遅れにより、2019年秋までの完成に間に合わないため、既存施設の東京スタジアムで代替されることになった。
- ^ 第71回国民体育大会に向けた北上総合運動公園陸上競技場の改修用として北上市が確保した(旧)国立競技場の座席6500席のうち、予備として保管していたうちの300席を釜石市が北上市から譲り受けるもの[19]。
- ^ a b c d e f “釜石市/16年度早期に設計委託/ラグビーW杯会場鵜住居復興スタジアム”. 建設通信新聞. (2015年2月9日). オリジナルの2015年3月4日時点におけるアーカイブ。 2015年3月4日閲覧。
- ^ a b “ラグビーW杯へ鵜住居スタジアム着工、来年7月の完成目指す〜復興支援、世界へ感謝の場に”. 復興釜石新聞. (2017年5月4日) 2017年11月3日閲覧。
- ^ a b “芝床土補強型ハイブリッドシステム【AIRFIBR】が、ラグビーワールドカップ2019試合会場・釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムに国内初の採用決定”. 日本フィールドシステム (2017年11月24日). 2019年7月29日閲覧。
- ^ a b c “平成29年度 市政懇談会資料 (4)ラグビーワールドカップ2019TM釜石開催について” (PDF). 釜石市 (2017年8月21日). 2018年8月20日閲覧。
- ^ “釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)整備基本設計候補者選定簡易プロポーザルのお知らせ”. 釜石市 (2015年9月14日). 2015年10月15日閲覧。
- ^ “【仮設で1・6万席確保】岩手県釜石市、釜石鵜住居復興スタジアムの仮設施設等整備基本設計発注”. 日刊建設工業新聞. (2017年6月12日) 2017年6月13日閲覧。
- ^ “釜石市鵜住居地区の津波災害”. 株式会社防災地理調査. 2015年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月4日閲覧。
- ^ 佐藤将人 (2013年9月20日). “【記者の視点】釜石の悲劇を考える、間違った避難なぜ”. 神奈川新聞. オリジナルの2015年3月4日時点におけるアーカイブ。 2015年3月4日閲覧。
- ^ 都司嘉宣 (2014年3月10日). “【温故地震 大震災編】生存率99・8%「釜石の奇跡」 「津波てんでんこ」の教えの正しさ”. 産経新聞 2015年3月4日閲覧。
- ^ a b “平成26年7月4日記者会見”. 釜石市. 2015年4月3日閲覧。
- ^ “ラグビーW杯釜石選出を祝福 大会組織委ら”. 岩手日報. (2015年3月3日). オリジナルの2015年3月4日時点におけるアーカイブ。 2015年3月4日閲覧。
- ^ “釜石でW杯!19年日本大会開催地決定「復興する姿を世界に」”. スポーツニッポン. (2015年3月3日) 2015年3月4日閲覧。
- ^ a b c d e f “釜石市のスポーツ公園整備ならびに ラグビーワールドカップ2019開催都市立候補のコンセプト” (PDF). 釜石市 (2014年7月3日). 2015年3月3日閲覧。
- ^ “グルージャ、ホーム追加へ ラグビーW杯・釜石スタジアム”. 岩手日報. (2017年7月10日) 2017年7月11日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “釜石復興スタジアムで記念試合 ラグビーW杯で新設”. 日本経済新聞. (2018年8月19日) 2019年7月30日閲覧。
- ^ “日本 8年ぶりフィジーを降す ラグビー・パシフィック・ネーションズカップ”. 毎日新聞. (2019年7月27日) 2019年7月29日閲覧。
- ^ “釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)整備基本設計(案)” (PDF). 釜石市 (2016年5月). 2017年11月3日閲覧。
- ^ a b “釜石鵜住居復興スタジアム、公開”. 読売新聞岩手版. (2018年8月4日). オリジナルの2018年8月6日時点におけるアーカイブ。 2018年8月6日閲覧。
- ^ “旧国立競技場の座席をリレー、五輪遺産をラグビーW杯に〜北上市が釜石にエール、両市民ら17人 90キロをつなぐ”. 復興釜石新聞. (2017年6月17日) 2018年8月11日閲覧。
- ^ “釜石鵜住居復興スタジアム”. いわて・かまいしラグビー情報. 2019年9月25日閲覧。
- ^ a b 施設ガイド
- ^ 制度だけでなく、意識や環境づくりも変えていく 株式会社 梓設計の女性社員にインタビュー(建設物価2019年3月号)
- ^ “ラグビーW杯 19年日本大会 補強型天然芝を導入へ 強度向上、維持費は減 /岩手”. 毎日新聞地域面. (2017年6月2日) 2017年11月3日閲覧。
- ^ “釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)整備概況” (PDF). 釜石市. 2018年8月20日閲覧。
- ^ “平成29年2月24日記者会見”. 釜石市. 2018年8月20日閲覧。
- ^ 『10月13日(日)「ナミビア V カナダ」(釜石鵜住居復興スタジアム)試合開催中止について』(プレスリリース)ラグビーワールドカップリミテッド、2019年10月13日 。2019年10月13日閲覧。
- ^ 釜石よいさ、4年ぶり復活 鵜住居復興スタジアムで9月23日開催 岩手日報、2023年6月29日閲覧。
- ^ “アクセス”. いわて・かまいしラグビー情報. 2019年9月25日閲覧。
- 1 釜石鵜住居復興スタジアムとは
- 2 釜石鵜住居復興スタジアムの概要
- 3 イベント
- 4 外部リンク
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