こんごうりん‐じ〔コンガウリン‐〕【金剛輪寺】
金剛輪寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 15:45 UTC 版)
金剛輪寺(こんごうりんじ)は、滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺にある天台宗の寺院。山号は松峯山(しょうほうざん)。本尊は聖観音菩薩(秘仏)[1]。地名から松尾寺ともいう。開創は行基とされる。西明寺、百済寺(ひゃくさいじ)とともに湖東三山の1つに数えられる。現在は「血染めのもみじ」と呼ばれる有名な紅葉の名所となっている。
- ^ 組物とは、社寺建築の柱上などにあって軒を支える構造体で、その形式によってさまざまな名称がある。中備とは組物と組物の間に位置する支持材で、間斗束は中備のなかでももっとも簡便な形式のもの。
- ^ 拳鼻とは木鼻の一種。木鼻とは建築部材の端部に繰形(装飾的な彫り)を施したもので、その形が拳に似たもの。
- ^ 鉈彫とは、実際にナタで彫った仏像ではなく、像表面を平滑に仕上げずに、ノミ目を残して仕上げた一連の像を指す。典型作に宝城坊(神奈川)・薬師三尊像、弘明寺(神奈川)・十一面観音像、天台寺(岩手)・聖観音像などがある。
- ^ 文化庁公式サイトの「国指定文化財等データベース」には「弘安元年(1278年)」とあるが、他の諸資料には「弘安9年」とあり、『滋賀県文化財目録』の該当項には「弘安九年が正しい」と明記されている。(参照:滋賀県文化財目録)(「有形文化財(美術工芸品)」→「秦荘町」をクリック)
- ^ 愛荘くるり - 愛荘町農林商工課、2022年8月8日閲覧。
- ^ (白洲、1992)、pp.84 - 86; (濵島、1992)、p.114
- ^ (濵島、1992)、pp.114 - 115
- ^ (濵島、1992)、pp.115 - 121; 『週刊朝日百科』「日本の国宝」80、pp.306 - 307; 本尊については白洲、1992)、p.103
- ^ (濵島、1992)、pp.121 - 126
- ^ (濵島、1992)、pp.126 - 127
- ^ a b c d e f g 金剛輪寺, ed (2010年5月). 湖東三山 天台宗 金剛輪寺. 株式会社 便利堂
- ^ “国指定文化財”. 愛荘町. 2020年4月14日閲覧。
- ^ 愛荘町歴史文化博物館
- ^ 根津美術館
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