重機甲兵ゼノン
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『重機甲兵ゼノン』(じゅうきこうへいゼノン)は、神崎将臣によるSF・軍事アクション漫画。1986年から1987年にかけて、小学館の『少年ビッグコミック』に連載された[1]。
- ^ 同誌の『ヤングサンデーへのリニューアルに際して連載終了した。後の証言で、連載続行の条件として性描写とヒーローキャラクター性の強調を要求され拒否した為としている。
- ^ 大友克洋の影響が見受けられる。単行本第1巻(少年ビッグコミックス。ISBN 978-4-09-150691-7)P.81の話タイトル扉絵と、『AKIRA』第1巻(講談社。ISBN 4-06-103711-0)P.341の2コマ目の構図の酷似など。
- ^ 劇中に生殖に関する女性としての機能を喪失していると思わせる台詞がある。
- ^ 叶飛鳥を指して呼ばれる“ゼノン”は、「赤い海」が特定のカテゴリーで製作したサイボーグの呼称であることが、ストーリーの展開によりわかっていく。また『重機甲兵ゼノン』では同じ「赤い海」のサイボーグのジェイスン・ボードガルド、冴野陽子(ゼノンの試作体と思われる)は正しく“ゼノン”であるのかは不明であったが、続編『XENON-199X・R-』において設定は変遷し、新たな要素が追加された。同続編では“ゼノン”は“XENON”と英字表記され、概念が拡張される形で技術体系全般を指す言葉となっており、登場するサイボーグのほとんどが“XENON”と呼ばれている。
- ^ “ゼノン”の発動シーンにおいて、「心臓の鼓動がある一定の心拍数を超えると自動的にもう一つの人工心臓に切り替わり、システムが発動する。その後は飛鳥自身の意思によって力を発動する」と説明される。また、変化前の全身の皮膚には変化後の拡張部位に沿って線が走っている。
- ^ ヘルメット同様、デザイン違いのものが幾つかある。
- ^ その後、市村たちとの戦いが始まった頃にはトウノの弁から失敗作がもう10体増えていたことが窺える。
- ^ さらにその“拒否反応”が生じない叶飛鳥には「特別な何かがある」と語られており、それがこの作品を端緒として続く“XENONシリーズ”の『鋼-HAGANE-』『XENON-199X・R-』にまで亘った伏線となっている。
- ^ 作中では米大統領の書面をもって米軍基地の指揮権をトウノへ委譲させたりもしている。
- 1 重機甲兵ゼノンとは
- 2 重機甲兵ゼノンの概要
- 3 脚注
固有名詞の分類
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