都市・経済・娯楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 07:05 UTC 版)
「オクシデンタリズム」の記事における「都市・経済・娯楽」の解説
大都市が建設される度に、人々は復讐を恐れた。神の怒り、街門を突き破って襲ってくる野蛮人、あるいはキングコングやゴジラのような「怪物」が姿を現すのではないかという不安に苛まれてきた。火を盗むこと(プロメテウス)、知恵をつけすぎること(知恵の樹)、金を蓄えすぎること(マモン)、空に届くような塔を建てること(バベルの塔)、あるいは神に挑戦すること(冒涜)で、神の逆鱗に触れるのではないかといった不安があった。信心深い者にとって、問題は都市そのものではなく、都市の住人が、神を崇拝する代わりに商売や娯楽に熱中することである。
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