かく‐しゅけい〔クワク‐〕【郭守敬】
郭守敬
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郭 守敬(かく しゅけい、拼音:Guō Shǒujìng、1231年 - 1316年)は、元朝に仕えた天文学者・暦学者・水利事業家である。字は若思。邢州邢台県の出身。中国暦法の画期となる「授時暦」の作成で知られる。
- ^ 当時、大都にはイラン出身の天文学者ジャマールッディーン(札馬剌丁)が建設した回回天文台(回回はイスラームの意)があり、それによる観測結果も用いられたという。
- ^ 授時暦はアラビア(イスラーム)天文学の影響を受けて作成されたと言及されることも多いが、暦法の仕組み自体は中国伝統のものから大きく変更はされているわけではない。イスラーム天文学の影響は、郭守敬の開発による天体観測機器の技術のみに留まっており、暦法の基本定数等も郭守敬独自の計算によるものである。
- ^ 授時暦の名は『書経』堯典の「暦象日月星辰、授時人事」に由来する。
- ^ “(2012) Guo Shou-Jing = 1964 TE2 = 1971 SF1 = 1974 MS”. MPC. 2021年8月29日閲覧。
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