微罪逮捕
(赤軍罪 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 08:28 UTC 版)
微罪逮捕(びざいたいほ)とは、通常では微罪として黙認や注意で終わるような犯罪行為に対して警察が逮捕を行うこと。別件逮捕と同様、通常は微罪逮捕そのものが単独で行われることはなく、別に取り調べの必要な案件を持つ被疑者の身柄を手っ取り早く確保する目的で行われるので、微罪逮捕の理由となった事案が必ずしも犯罪として立件されるかどうかには必ずしも注意が払われない。
- ^ “現実に起きた「懐中電灯を隠し持っていて」逮捕の謎......普段の生活に潜む「微罪逮捕」の可能性”.ベリーベスト法律事務所(2017年4月5日).2018年5月12日閲覧。
- ^ 『若松孝二 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』、「実録・連合赤軍」編集委員会+掛川正幸編、朝日新聞社、2008年
- ^ a b “[スクランブル]“奥の手”法令を駆使--オウム真理教信者の逮捕、次々”. 毎日新聞 東京夕刊 (毎日新聞社): p. 1. (1995年4月22日)
- ^ 角田猛之「宗教と法をめぐる法文化比較--天皇制とオウム真理教を手がかりに (宗教と法--聖と俗の比較法文化)」『法哲学年報』、有斐閣、2002年、59-70頁、doi:10.11205/jalp1953.2002.59、NAID 40005997996、2022年11月14日閲覧。
- ^ 田中祥貴「「表現の自由」区分論と民主的過程」『長野大学紀要』第29巻第1号、長野大学、2007年6月、19-31頁、CRID 1050564287518382464、ISSN 02875438、NAID 110007028054。
- ^ a b 内田雅敏『これが犯罪?「ビラ配りで逮捕」を考える』岩波書店〈岩波ブックレット〉、2005年7月5日。ISBN 978-4000093552。
- ^ 佐藤隆 (2009年9月25日). “微罪逮捕国賠訴訟、高裁でも勝利判決”. レイバーネット日本. 2013年7月1日閲覧。
- ^ “11・6麻生邸リアリティツアーの不当逮捕に抗議する集会”. レイバーネット日本 (2008年10月30日). 2013年7月1日閲覧。
- ^ a b 森達也、森巣博、2005、「第四章 懲罰機関化するメディア」、『ご臨終メディア--質問しないマスコミと一人で考えない日本人』第3刷、集英社〈集英社新書〉 ISBN 9784087203141 pp. 151-153
- ^ 河野義行 (28 November 2002). 松本サリン事件に遭遇して (pdf) (Speech). 2013年7月1日閲覧。
- 1 微罪逮捕とは
- 2 微罪逮捕の概要
- 3 日本における事例
- 4 是非
- 微罪逮捕のページへのリンク