複屈折
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 05:24 UTC 版)
複屈折(ふくくっせつ、英: Birefringence)とは、光線がある種の物質(例えば方解石という結晶)を透過したときに、その偏光の状態によって、2つの光線に分けられることをいう。それぞれは通常光線と異常光線と呼ばれ、光学軸に対する偏光方向(電場ベクトルの向き)が異なる。この現象は,それぞれの偏光の向きに対して2つの異なる物質の屈折率を与えることで説明される。物質を透過する時の光の速さが、透過する光の電場ベクトルの向きに依存していると言い換えることもできる。
- 1 複屈折とは
- 2 複屈折の概要
- 3 材料の異方性以外に由来する光学複屈折
「複屈折」の例文・使い方・用例・文例
複屈折と同じ種類の言葉
- 複屈折のページへのリンク