華旦才譲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/10 00:58 UTC 版)
| 広東レパーズ #13 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 国籍 |  中華人民共和国 |
| 出身地 | 青海省海南チベット族自治州 |
| 生年月日 | ⁇年1月16日 |
| 身長 体重 | 188 cm 84 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 左投左打 |
| ポジション | 投手 |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
| |
| 国際大会 | |
| 代表チーム | 中国 |
この表について | |
| 華旦才譲 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| 繁体字： | 華旦才讓 |
| 簡体字： | 华旦才让 |
| 和名表記： | かたんさいじょう |
| 発音転記： | ホアダンツァイラン |
| 英語名： | Huadancairang/Roger Rang |
華旦才譲 (かたんさいじょう、ホアダンツァイラン、チベット語: དཔལ་ལྡན།་ཚེ་རིང pal dan tshe ring、パルダンツェリン、??年1月16日[要出典] - )は、中華人民共和国の野球選手。チベット族。現在は広東レパーズに所属している。アメリカ時代ではRoger Rangの名前が使われていた。
経歴
青海省海南チベット族自治州で生まれる。元々はサッカーのキーパーをしていたが、韓国人の田昌吉に見いだされて8歳の時に野球を始める。[1]束草市出身の彼は青海師範大学に留学した際に石を投げて放牧を行うチベットの子どもの腕力の強さに気づき野球チームを設立していた。
2014年に協和民族第一小野球チームの一員として広東省中山市で開かれた全国少年野球大会に出場。[2]チームはBグループ準優勝と優秀な成績を残した。
翌年、田昌吉の推薦もあり江蘇省無錫市にあるMLBデベロップメントセンター (MLBDC)に入学した。[3]DC内ではRogerという英名で呼ばれていた。2016年のリトルリーグアジアパシフィック選手権では14歳以下 (pony)の中国代表に選出され、香港戦に登板した。[4]2018年に南京で開かれたリトルリーグアジアパシフィック選手権U16 (colt)でも代表入りし、韓国戦で先発したが打ち込まれた。[5]また、同年にオーストラリアン・ベースボールリーグ (ABL)とMLBDCとの提携に基づいて他4人の選手とともにアデレード・バイトに派遣された。[6]
卒業後はアメリカに渡り、2021年末に全米短期大学体育協会（NJCAA）に所属するアリゾナ・ウェスタン大学に入学した。[7]
2023年に帰国し、中国野球リーグの広東レパーズに入団した。また、同年秋に紹興市で行われる杭州アジア選手権大会野球競技の中国代表に選出され、[8] 台湾戦で2回から救援登板、4回まで無失点に抑えたが5回に連続四球で満塁として降板、後続が押し出し点を与え3.1回1失点という結果となった。[9]
プレースタイル・人物
188cmの長身から投げ下ろす最速145kmの速球[9]とカーブが武器。
競技を始める前は野球について一切の知識が無かったが、今はチベット人に野球を広めるという目標を持っている。[1]
代表歴
- 2022年アジア競技大会（2023年、杭州）
脚注
- ^ a b “中国に進出するMLB、野球界のヤオミン登場も「時間の問題」”. AFPBB (2019年4月23日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “记录：韩国教练田昌吉和扔石头的藏族棒球小子”. 中国藏族网通-图库 (2014年10月13日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “高原孩子的棒球梦 藏族小选手成MLB签约选手”. 藏人文化网 (2015年7月29日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “U14中国棒球队夺亚军创历史最佳 王牌投手最快球速”. 海外网 (2016年7月5日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “美国小马联盟亚太区16U棒球锦标赛 第二日战报”. 搜狐. =MLB美国职业棒球大联盟 (2018年6月20日). 2023年8月7日閲覧。
- ^ “Chinese aim to deliver thunder Down Under”. ChinaDaily (2018年10月31日). 2023年8月7日閲覧。
- ^ “除了赵伦之外，这些球员也在通过美国大学向着MLB努力着！”. 腾讯新闻. MLB美国职业棒球大联盟官方账号 (2022年5月3日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “中国棒球协会关于国家棒球队亚运会赛前集训的通知”. 中国棒球协会官方微信平台 (2023年7月20日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ a b “杭州亞運》壓制中華隊3.1局 中國藏族左投華旦才讓扮奇兵”. TSNA體育新聞團隊 (2023年10月5日). 2023年10月8日閲覧。
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