菅原バイナリー発電所とは? わかりやすく解説

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菅原バイナリー発電所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 02:14 UTC 版)

菅原バイナリー発電所(すがわらバイナリーはつでんしょ)は、大分県玖珠郡九重町菅原にあるバイナリー発電方式地熱発電所である。九州電力の子会社である九電みらいエナジー(西日本環境エネルギーより事業譲渡)が建設・運転する。2015年6月29日運転開始。出力は約5,000kWで、バイナリー発電方式としては日本最大となる[1]

概要

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が1988年に地熱調査の実証実験のために掘削し、2003年に九重町に無償譲渡された3本の地熱井を利用し、うち2本を蒸気井、1本を還元井として用いる[2][3]

九電みらいエナジーは九重町が所有する地熱井を借り受けて発電事業を行い、発電した電力は九州電力が買い取る。九重町へは、地熱井の蒸気の使用料が支払われる[1]

地熱発電事業としては、日本で初めて自治体と民間企業とが共同で開発する発電所である[1]。また、大分県内では、営業運転を行う地熱発電所としては大岳発電所八丁原発電所滝上発電所に次ぐ4箇所目、バイナリー発電方式の地熱発電所としては日本初の八丁原発電所に次ぐ2箇所目の施設である。

脚注

  1. ^ a b c 菅原バイナリー発電所 九重町で起工式”. 大分合同新聞 (2014年4月11日). 2014年4月26日閲覧。
  2. ^ (大分)地熱発電所が起工 九重、出力5千キロワット”. 朝日新聞 (2014年4月11日). 2014年4月26日閲覧。
  3. ^ 九重町が菅原地区の地熱井公開”. 大分合同新聞 (2012年6月1日). 2014年4月26日閲覧。



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