若林牧春とは? わかりやすく解説

若林牧春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 19:45 UTC 版)

若林 牧春(わかばやし ぼくしゅん、男性、1886年9月11日[1] - 1974年6月29日[1])は、明治大正昭和期の日本歌人詩人、教育者。本名岡部 軍治[1][注 1](おかべ ぐんじ)。他の雅号に暁花、星骨がある[2]


注釈

  1. ^ 文献によっては、名前を「軍二」としているものもある。たとえば、倉間勝義ほか編『多摩の人物史 古代より現代まで800人』(武蔵野郷土史刊行会、1977年)、横山吉男『多摩の文学碑 百三十碑余の詳細解説』(武蔵野郷土史刊行会、1981年)、横山吉男『多摩文学散歩 文学碑・墓碑を歩く』(有峰書店新社、1996年、ISBN 4-87045-215-4)など。
  2. ^ この間、青年学校校長、八王子工機青年学校校長なども歴任した。出典は立川市教育委員会編『新立川市史研究 第4集』(立川市教育委員会出版、1988年)の「若林牧春(本名 岡部軍治)略年譜」。
  3. ^ 歌誌「多磨」の八王子支部には山本秀順、下村照路、石川一造、馬込朝三郎、田中紀子、平沢進八郎らが参加した。なお、同支部は多摩支部ともされ、三木卓『北原白秋』(筑摩書房、2005年、ISBN 4-480-88521-8)には「八王子の「多磨」多摩支部」とある。
  4. ^ 若林家の菩提寺は東京都町田市本町田の宏善寺である。出典は町田市民文学館ことばらんど作成『町田文学散歩マップ(町田駅・本町田篇)』の「若林家の墓」。
  5. ^ 多摩文化研究会編『多摩文化 第24号』(多摩文化研究会事務局、1974年)の「高尾山と師弟の歌碑 - 北原白秋と若林牧春 - 」によると、第一回建設委員会は1962年1月12日に高尾山不動院で開催された。出席者は若林牧春、宮柊二、中村正爾、北原義雄、巽聖歌、玉城徹、阿部太、山本秀順、鈴木龍二、田中紀子、持田治郎、石里清介の12名であった。
  6. ^ 庭園を『渓流唱』にちなんで「渓流唱秘苑」と称した。その「秘苑」紹介の小冊子には北原隆太郎が小文を寄せている。出典は『北原白秋歌とこころ 下巻』(有斐閣、1980年)の「3 歌集 渓流唱」(中村純一)p.80。
  7. ^ 立川市教育委員会編『新立川市史研究 第4集』(立川市教育委員会出版、1988年)p.3によると、牧春は東京府(現東京都)から禁鳥飼育の許可を受けていたという。

出典

  1. ^ a b c 日本近代文学館編『日本近代文学大事典 第3巻』講談社、1977年、501頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j 若林牧春『冬鴬集』白玉書房、1965年、401-411頁。 
  3. ^ a b c d e 倉間勝義ほか編『多摩の人物史 古代より現代まで800人』武蔵野郷土史刊行会、1977年、457-458頁。 
  4. ^ a b c d e f 町田地方史研究会編『町田歴史人物事典』小島資料館、2005年、162-163頁。ISBN 4-906062-09-1 
  5. ^ a b c 八王子事典の会編『八王子事典』かたくら書店、1991年、937-938頁。ISBN 4-906237-77-0 
  6. ^ 立川市教育委員会編『新立川市史研究 第4集』立川市教育委員会出版、1988年、3-13頁。 
  7. ^ a b 横山吉男『多摩文学散歩 文学碑・墓碑を歩く』有峰書店新社、1996年、99頁。ISBN 4-87045-215-4 
  8. ^ a b c d e 北原東代『立ちあがる白秋』灯影舎、2002年、136-140頁。ISBN 4-924520-03-9 
  9. ^ 十月会編『戦後歌人名鑑 増補改訂版』短歌新聞社、1993年、433-434頁。ISBN 4-8039-0704-8 
  10. ^ a b c 鈴木龍二『武州八王子史の道草』多摩文化研究会、1968年、344-350頁。 
  11. ^ 北原白秋『白秋全集 37』岩波書店、1993年、297頁。ISBN 4-00-090977-0 
  12. ^ 阿部正路『短歌史』桜楓社、1981年、216-217頁。 
  13. ^ 横山吉男『多摩文学散歩 文学碑・墓碑を歩く』有峰書店新社、1996年、360頁。ISBN 4-87045-215-4 
  14. ^ 倉間勝義ほか編『多摩の人物史 古代より現代まで800人』武蔵野郷土史刊行会、1977年、301頁。 
  15. ^ 町田市民文学館ことばらんど作成『町田文学散歩マップ(町田駅・本町田篇)』(2008年)より
  16. ^ a b 町田市教育委員会編『町田市教育史 上巻』町田市教育委員会、1988年、224-226頁。 
  17. ^ 多摩文化研究会編『多摩文化 第24号』多摩文化研究会事務局、1974年、129頁。 
  18. ^ a b 高橋磌一『高橋磌一著作集 12』あゆみ出版、1985年、333頁。 
  19. ^ 町田地方史研究会編『町田歴史人物事典』小島資料館、2005年、177頁。ISBN 4-906062-09-1 
  20. ^ a b c d 東京都退職校長会町田支部校歌集編集委員会編『町田市立小・中学校校歌集』町田市教育委員会、2009年、199頁。 
  21. ^ 松岡喬一『年表に見る八王子の近代史』かたくら書店、1985年、99頁。 
  22. ^ 丹野美子『八王子の近代短歌と歌人たち』かたくら書店、1986年、95頁。 
  23. ^ 八王子地方教育百年史展実行委員会編『八王子の教育百年 郷土資料館資料シリーズ12』八王子市教育委員会、1972年、107頁。 
  24. ^ 町田市公式ウェブサイト. “2009年2月1日〜4月12日開催町田市民文学館市民研究員発表展「まちだ文学さんぽ」”. 2009年3月16日閲覧。
  25. ^ 『毎日新聞』2009年1月16日付朝刊、多摩版、23面『ゆかりの文学者、再評価を』
  26. ^ 『朝日新聞』2009年2月23日付朝刊、多摩版、33面『文人の足跡 地図に』






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