編集の体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 17:26 UTC 版)
飯田編集長体制では、まず少年ガンガンが隔週刊から月刊に戻され、誌面を刷新し木下さくら・黒乃奈々絵などの作家が発掘され、彼女たちの「魔探偵ロキ」「新撰組異聞PEACE MAKER」や「スパイラル 〜推理の絆〜」「スターオーシャン セカンドストーリー」などの連載が開始された。これらの作家作品は現在の月刊コミックブレイドと連なるものであり、飯田体制のガンガンは現在のいわゆる「エニックス系」「ガンガン系」というイメージの元になっている。これをガンガン独自の個性として評価される一方でこの方針に対する古参読者からの批判もあった。荒川弘、山崎風愛、大久保篤、MINAMO(現だいらくまさひこ)、椿あすといった後に漫画ファンの注目を集める・雑誌の主要勢力となる作家が発掘されたのもこの頃である。土塚理弘もその独特のギャグセンスを発揮したのは主として飯田体制であった。 飯田体制は、いわゆるエニックスお家騒動の激動の中で終焉する。マッグガーデンによる作家引き抜きに伴い、その末期には「ニューエイジコミックキャンペーン」と銘打つ新連載の大投下が展開され「鋼の錬金術師」「666〜サタン〜」「フラッシュ!奇面組」などの連載が開始された。同期間中である2001年9月発売の増刊『ガンガンパワード』第2号を最後に編集長を降板する。
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