紅牙のルビーウルフとは? わかりやすく解説

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紅牙のルビーウルフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 00:25 UTC 版)

紅牙のルビーウルフ
ジャンル 冒険[1]アクション[1]
恋愛[1]ファンタジー[2]
小説
著者 淡路帆希
イラスト 椎名優
出版社 富士見書房
レーベル 富士見ファンタジア文庫
刊行期間 2005年9月17日 - 2008年4月19日
巻数 全8巻(本編6巻+短編集2巻)
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル 文学

紅牙のルビーウルフ』(こうがのルビーウルフ)は、淡路帆希による日本のライトノベル作品。イラストは椎名優が担当している。第17回ファンタジア長編小説大賞準入選作[2]富士見ファンタジア文庫富士見書房)より2005年9月から2008年4月まで刊行された。

あらすじ

ルビーウルフは狼を母に、盗賊団の頭を父として育った。ある日盗賊団は神国グラディウス国軍の襲撃を受ける。騒動のさなか、ルビーウルフがグラディウスの唯一の王族だったことが判明する。

ルビーウルフがグラディウスの女王となった矢先、隣国トライアンに、トラージュ国の姫を自称するキアラが現れ、新たな波乱の幕が上がる。

登場人物

ルビーウルフ(本名:シャティナ・レイ・スカーレット・グラディウス)
本作の主人公[2]。狼と盗賊に育てられた神国グラディウスの唯一の王族で、王族にのみ持つ事が出来る「導きの剣」が武器。赤葡萄(ワイン)色の髪に紅玉の瞳をしている。
「紅牙のルビーウルフ」では王女になっているが、「面影人魚」から女王になっている。お酒に弱く、身近にいる者を掴んで離さなくなるという酒癖を持っている。
ジェイド・コルコット
温厚で真面目な魔道騎士で、かつては魔道騎士団「ガーディアン」の副隊長を務めていた。ウォルクの前の宰相、ゲイリー・コルコットの息子であり、父の形見の首飾り(前は幼少の頃のジェイドの肖像画だったが、今はルビーウルフに変わっている)が宝物。
ケーナ
ルビーの養母・ヴィアンカの曾孫であるメスの狼で、ルビーウルフと一緒に育てられた。とても細やかな性格。
フロスト
ヴィアンカの孫息子であるオスの狼。とても気難しい性格。ルビーを敬愛している一方、ジェイドを敵視している。
モルダ
ルビーウルフの養父で、盗賊団「ブラッディ・ファング」の頭。
ロベール・エルカインド
ジェイドの父ゲイリーを慕っている魔道騎士。娘であるアンジュを溺愛している。
リオン・エルカインド
ティグル・エルカインド
ロベールの双子の子供たち。魔道騎士の見習い。リオンが兄で、違いは髪を結っているか否か。
アンジュ・エルカインド
ロベールの娘で、リオンやティグルの妹。自己中心的な性格。
アーディス・マリンベル
ウォルク・マリンベルの息子で、魔道騎士団「ガーディアン」の隊長。
エリカ・ブルーノ
ジェイドの師匠で、ジェイドから「老師」と呼ばれている。前はグラディウスとトライアンの国境に住んでいたが、今はトライアンに移り住んでいる。年齢不詳。
ミレリーナ・フィリス・トライアン
トライアンの王女で、ベルンハルトの妹。兄思いで、兄が苦手としている事を全て行っている。
ロヴィン
ミレリーナに仕える魔道騎士。冷静沈着かつ寡黙な性格。元は盗人だった。
ラーク・レウカンサ・サルヴロース
神国サルヴロースの王子。エミリエンヌの事を「エミリー」と呼んでいる。女好きで、あちこち歩き回っている。「面影人魚」、「宝冠に咲く花」に登場。
エミリエンヌ・シェリール・コロナード
神国コロナードの姫。ラークが天敵らしい。「宝冠に咲く花」で登場。
ベルンハルト・ル・シエル・トライアン
トライアン国の王。料理が得意で穏やかな性格。
コーラル・プラージュ
2巻「面影人魚」から登場したプラージュの元王族。今はベルンハルトの妻で、次期国王である子を身篭っている。

既刊一覧

  • 淡路帆希(著) / 椎名優(イラスト)、富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全8巻

朗読ボイス

また、携帯サイトのFUJIMIオールスターズ(エンターブレイン配信)では朗読ボイスという4、5分程度の第1巻、第2巻、第3巻の内容のボイスデータが無料で配信された。

脚注

  1. ^ a b c 『このライトノベルがすごい!2007』宝島社、2006年12月6日、100頁。ISBN 4-7966-5559-X 
  2. ^ a b c 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日、136頁。ISBN 4-7966-5012-1 
  3. ^ 紅牙のルビーウルフ”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
  4. ^ 紅牙のルビーウルフ2 面影人魚”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
  5. ^ 紅牙のルビーウルフ3 西の春嵐”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
  6. ^ 紅牙のルビーウルフ4 皓白の反旗”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
  7. ^ 紅牙のルビーウルフ5 宝冠に咲く花”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
  8. ^ 紅牙のルビーウルフTinytales 1 クローバーに願いを”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
  9. ^ 紅牙のルビーウルフ6 自由の風が吹く夜明け”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
  10. ^ 紅牙のルビーウルフ7 君に捧げる永遠の花”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。



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