第四章 嘘の真実と真実の嘘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 21:33 UTC 版)
「彼女の色に届くまで」の記事における「第四章 嘘の真実と真実の嘘」の解説
「適当部屋」の小火事件後「mico展」で金賞を受賞してデビューした千坂は卒業後、画家として成功のコースに進む。芸大卒業後、緑画廊の従業員となった礼は、画商の仕事に面白さを感じつつも、画業に関しては「駄目な路線」に乗ってしまったのだろうかと不安に思う。その緑画廊で盗難事件が起きる。2階に展示してあった神木白雪の「流レる」が、何者かにプリンタで印刷した絵にすり替えられていた。額縁には飽きたら返しますとの書置きが残されていた。1階の玄関に設置されている防犯カメラには絵を持ち出したと思われる者は1人も映っていないことから、絵は持ち出されたのではなく破壊されて2階のトイレの窓から捨てられたのではないかと考えられた。ところが、翌日「流レる」が宅配便で緑画廊に届けられた。犯人の目的は何なのか、どうやって絵を持ち出したのか、ますます疑問の膨らむこの謎を、千坂は作者不詳の「ガブリエル・デストレとその妹」をヒントに解き明かすが、礼はその真相に驚愕する。
※この「第四章 嘘の真実と真実の嘘」の解説は、「彼女の色に届くまで」の解説の一部です。
「第四章 嘘の真実と真実の嘘」を含む「彼女の色に届くまで」の記事については、「彼女の色に届くまで」の概要を参照ください。
- 第四章 嘘の真実と真実の嘘のページへのリンク