環状遺構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:28 UTC 版)
横大道製鉄遺跡の主要な遺構は、南区の丘陵北端にある環状遺構の内側、およびその近辺に集中している。環状遺構は、コブ状に高まった自然地形を利用して、その内側に人工の窪地を造り、掘り出した土を窪地の周囲に環状に盛り上げたものである。中央の窪地は南北10.8メートル、東西6.6メートルの規模だが、調査区外の区域まで含めると実質的には南北・東西ともに15メートル程度とみられる。環状盛土は幅が1.2から3.6メートル、厚さが40から50センチほどである。盛土部分を含めた外周は南北19.5メートル、東西9.7メートルほどになる。なお、盛土の周囲には土手状の高まりがあり、ここまでを環状遺構の範囲とした場合、全体規模は南北28.5メートル、東西27.5メートルになる。
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