流線形車両
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流線形車両(りゅうせんけいしゃりょう、流線型車両とも)は、空気抵抗を減らすために流線デザインを採用した車両である。1930年代から1950年代にかけて開発された車両に対してよく使われる言葉[要出典]であり、それ以降の車両でも流線形は一般的である。「ストリームライナー」という語は、流線型の乗り物のいくつかのカテゴリを指して使われ、厳密な定義は特に無い語であるが、鉄道車両では20世紀後半に一般的になるよりも前の、未来派の影響を受けたそれを指すことが多い[要出典]。
- ^ この機関車は流線形機関車として1938年に青と銀の塗装で製造され、アメリカ合衆国にわたり3,000マイルにわたる展示走行と1939年のニューヨーク万国博覧会への出品を経て、1942年にイギリスに戻った。流線形カバーは1947年に保守作業の容易を図って撤去された。2009年に再度流線形化され、ヨークのイギリス国立鉄道博物館に保存展示された
- ^ このため戦争中に覆い(特に足回り)を撤去されたものも多い
(『ビジュアル図鑑 世界鉄道全史』、スタジオタッククリエイティブ、2019年、ISBN 978-4-88393-853-7、p.150-151「ヨーロッパの流線形蒸気機関車」) - ^ デイヴィット・ロス『世界鉄道百科図鑑』小池滋・和久田康雄訳、悠書館、2007年、ISBN 978-4-903487-03-8、p.163-165「A4型 4-6-2(2C1)」
- ^ 『ビジュアル図鑑 世界鉄道全史』、スタジオタッククリエイティブ、2019年、ISBN 978-4-88393-853-7、p.272。
- ^ 齋藤晃『狭軌の王者』イカロス出版、2018年。ISBN 978-4-8022-0607-5、p.156。
- ^ 前里孝「ドイツの流線形蒸気機関車」『とれいん』1982年8月号 P.68-71
- ^ 植松宏喜「英国の流線形蒸気機関車」『とれいん』1982年8月号 P.66-68
- ^ “American Experience: Streamliners (Transcript)”. PBS.org (2000年). 2010年8月7日閲覧。
- ^ a b c 島秀雄・高田隆雄・吉村光夫「てい談 流線型時代を語る」『鉄道ピクトリアル』第426巻、電気車研究会、1984年1月、pp.10 - 15。
- ^ “Ask Trains from November 2008”. Trains Magazine (2008年12月23日). 2009年12月29日閲覧。
- ^ 生方良雄「わが国における流線型電車・気動車の50年」『鉄道ピクトリアル』第426巻、電気車研究会、1984年1月、pp.16 - 22。
- ^ 田中眞一「新幹線車両の流線型 その生い立ち」『鉄道ピクトリアル』第426巻、電気車研究会、1984年1月、pp.29 - 31。
- ^ “Streamline power vehicle”. European Patent Office. 2011年6月11日閲覧。
- ^ Streamline bus is like a dirigible on wheels. (April 1935). 487 2010年8月7日閲覧。
- ^ Wind-tunnel tests show streamline bus saves fuel. (August 1936). 185 2010年8月7日閲覧。
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- 2 流線形車両の概要
- 3 流線形のバス
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