汗血千里駒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 11:06 UTC 版)
『汗血千里駒』(かんけつせんりのこま)は、坂本龍馬を主人公にした坂崎紫瀾の伝記小説。1883年(明治16年)に当初は新聞小説として連載され、完結後に単行本として複数の出版社から刊行された。連載当時のタイトルは『天下無双人傑海南第一伝奇 汗血千里の駒』で、筆名は「鳴々道人」である[1]。
注釈
- ^ 3作目にあたる『南山皇旗之魁』は1884年4月から『土陽新聞』に連載されたが、自由党機関誌『自由燈』(じゆうのともしび)に参加した紫瀾は10数回で執筆を放棄し、後を佐々木甲象が書き継いで11月に完結した[3]。こちらは吉村寅太郎を主役に天誅組や武市半平太の切腹を描いた作品である[3]。ただし、紫瀾が執筆したと推定される箇所はほぼ『南の海血しほの曙』のリライトである[3]。
- ^ ただし、実際には途中の3回分が「上」「下」に、最終回は3つに分けて掲載されたため、掲載回数は68回である[4]。
- ^ 史実の挙兵は捕虜送還よりも後である。
- ^ 本作では龍馬は寺田屋事件の際、材木に隠れているときにお龍にプロポーズしたという設定である[25]。
出典
- ^ a b c d e f 知野文哉 2013, p. 162.
- ^ a b 知野文哉 2013, pp. 124–125.
- ^ a b c 知野文哉 2013, pp. 205–209.
- ^ a b 知野文哉 2013, p. 305.
- ^ 知野文哉 2013, p. 136.
- ^ a b 知野文哉 2013, p. 149.
- ^ 知野文哉 2013, p. 151-152.
- ^ 知野文哉 2013, p. 160.
- ^ a b 知野文哉 2013, pp. 138–139.
- ^ a b c d 知野文哉 2013, pp. 333–339.
- ^ a b 知野文哉 2013, p. 190.
- ^ a b c d 知野文哉 2013, pp. 182–188.
- ^ 知野文哉 2013, pp. 191–196.
- ^ 知野文哉 2013, p. 150.
- ^ a b c 知野文哉 2013, pp. 191–198.
- ^ 知野文哉 2013, p. 171.
- ^ 知野文哉 2013, pp. 172–173.
- ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus. “彩霞園柳香” (日本語). コトバンク. 2021年12月18日閲覧。
- ^ 知野文哉 2013, p. 340.
- ^ a b c 知野文哉 2013, pp. 202–204.
- ^ 知野文哉 2013, p. 123.
- ^ a b 知野文哉 2013, p. 168.
- ^ 知野文哉 2013, pp. 169–170.
- ^ 知野文哉 2013, pp. 54–55.
- ^ a b c d 知野文哉 2013, pp. 177–181.
- ^ 山田 & 林原 (2003)
- 1 汗血千里駒とは
- 2 汗血千里駒の概要
- 3 作中の龍馬像
- 4 書誌情報
- 5 脚注
固有名詞の分類
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