永谷宗円とは? わかりやすく解説

永谷宗円

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 08:48 UTC 版)

永谷 宗円(ながたに そうえん、天和元年〈1681年[注 1] - 安永7年5月17日1778年6月11日〉)あるいは永谷 宗七郎(ながたに そうしちろう)は、日本江戸時代庄屋、茶業家である。青製煎茶製法を開発し、現代の煎茶の基礎を築いた。死後その功績が讃えられ、1924年(大正13年)には従五位下に叙せられ、1954年(昭和29年)には湯屋谷にある大神宮神社に合祀され「茶宗明神」として崇拝されている。


注釈

  1. ^ 生年については諸説ある。宗円の菩提寺である長福寺過去帳には享年82歳とあるが、後代に書き直されたもので、名前や死亡月日を誤っていることから信頼性に乏しい。宗円の分家の旧記には「天和元年誕生」と記され、こちらが有力視されている[1]

出典

  1. ^ a b 宇治田原町教育委員会 1980, pp. 547–548.
  2. ^ 好川 1923, pp. 165–168.
  3. ^ 和田 1955, p. 22.
  4. ^ a b 和田 1955, p. 9.
  5. ^ 宇治田原町教育委員会 1980, p. 545.
  6. ^ a b 伊藤, 誠「(古都ぶら)茶祖の偉業 伝える」『朝日新聞』、2018年7月7日、朝刊、28面。
  7. ^ a b c 宇治田原町教育委員会 1980, p. 546.
  8. ^ 和田 1955, pp. 9–10.
  9. ^ 宇治田原町教育委員会 1980, p. 538.
  10. ^ 和田 1955, pp. 12–14.
  11. ^ a b 吉村 2005, p. 52.
  12. ^ a b 寺本 2005, pp. 15–16.
  13. ^ 宇治田原町教育委員会 1980, p. 547.
  14. ^ 寺本 2005, p. 16.
  15. ^ a b 宇治市 1976, p. 400.
  16. ^ 村井, 康彦. "永谷宗円". 日本大百科全書. コトバンクより2023年10月20日閲覧
  17. ^ 宇治田原町教育委員会 1980, pp. 548–549.
  18. ^ a b 宇治田原町教育委員会 1980, p. 549.
  19. ^ 田尻, 佐 編『贈位諸賢伝』 上(増補版)、近藤出版社、1975年、53頁。 
  20. ^ 甲斐, 俊作「緑茶の製法考案した永谷翁ってだれ? 紹介古書の「在庫」、蔵で発見」『朝日新聞』、2022年8月30日。2022年8月30日閲覧。
  21. ^ 5月17日は株式会社永谷園が制定したお茶漬けの日。宇治製煎茶の製法を発案し、煎茶を普及させた永谷宗七郎氏の命日(1778年5月17日)にちなむ。”. 日本食糧新聞. 2023年10月20日閲覧。
  22. ^ 村田, 恵里佳. “煎茶を生み出した永谷宗円、 その系譜を継ぐ茶店へ”. カリグラシマガジン うち まち だんち. UR都市機構西日本支社. 2023年10月20日閲覧。
  23. ^ 吉村 2005, pp. 50–53.
  24. ^ a b c d 中村 2017, pp. 45–46.
  25. ^ a b 大石 1983, pp. 242–244.
  26. ^ 大石 1983, pp. 243–244.


「永谷宗円」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「永谷宗円」の関連用語

永谷宗円のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



永谷宗円のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの永谷宗円 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS