母さん助けて詐欺
別名:母さん助けてサギ
親族を騙って親心に付け込んで金銭をだまし取ろうとする特殊詐欺を指す呼称。「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」などと通称されてきた手口の新名称として、警視庁が名称公募の上2013年5月に決定した。が、2013年から2014年を通じ、依然として「振り込め詐欺」の名称も一般的に使用されている。
いわゆる「オレオレ詐欺」の典型的な手口は、電話口で自分を「おれ」とのみ称して息子と早合点させ、金に困っていると訴え、親心につけ込んで送金させようとするものである。手口は次第に巧妙化し、手当り次第に電話をかけるのではなく、電話帳や学校の卒業生名簿などを手がかりに名前等の情報を事前に確認して騙るような手口も増えている。
オレオレ詐欺(振り込め詐欺、母さん助けて詐欺)は2010年代初頭前後から目だって被害が増え、社会的に問題視されるようになった。警視庁によれば2012年の被害件数は654件、被害金額は約21億円を超えた。更に2013年は、7月末までに被害件数1111件を数え、被害金額は30億5000万円近くに上っている。
福岡県警や茨城県警などは「ニセ電話詐欺」の呼び名も使用している。
関連サイト:
「母さん助けて詐欺」にご注意 - 警視庁
かあさんたすけて‐さぎ【母さん助けて詐欺】
読み方:かあさんたすけてさぎ
特殊詐欺
(母さん助けて詐欺 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/16 17:18 UTC 版)
特殊詐欺(とくしゅさぎ、英語: Phone fraud、ドイツ語: Enkeltrick )とは、被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座への振込その他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪の一種である[1]。オレオレ詐欺が代表的だが、その他にも、預貯金詐欺、キャッシュカード詐欺盗、架空料金請求詐欺、還付金詐欺、サポート詐欺などの手口がある[1][2]。
- 1 特殊詐欺とは
- 2 特殊詐欺の概要
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