桓国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/16 00:05 UTC 版)
桓国(かんこく)は、『三国遺事』などに記載された国名。近代の偽書とされている『桓檀古記』、『神祕集[1]』の超古代史説に出てくる古代国家である。
- ^ 朝鮮王朝実録、太宗実録24冊、太宗12年8月7日、且命曰: "《神秘集》、毋得披閱、而別封以進。" 上覽其集曰: "此書所載、皆怪誕不經之說。" 命代言柳思訥焚之、其餘下春秋館藏之。
- ^ 『三国遺事』に登場する檀君の祖父にあたる天神の名「桓因」の因の字の国構えの中の「大」が「士」になっている写本が存在し、これは普通に考えると誤写または「因」の異体字とみられる。しかし、これは「国」の字であって「桓国」と読むべきであり、しいて「因」の字だというのは偉大なる朝鮮民族の栄光の歴史を抹殺しようとする日帝主義者の陰謀なのであり、正しくは「国」の字だったのである、というのが「桓国」説である。『三国遺事』の該当個所を「桓国」とすると桓雄の父の説明がなくなり正体不明な人物となる上、「帝釈なり」の注釈も意味不明になるなど、不審な文章になってしまう。
- ^ 「桓」は古代韓国語で光、明、白、大、人、天、日、など全部で22の意味をもち、宇宙の根源を表す言葉である。
- ^ 卑離から一群までの4カ国は『晋書裨離等十国伝』からの引用。
- ^ 黒水靺鞨の一つ、虞婁部の名から創作したもの。
- ^ 須密爾はシュメールのことで、従って古代シュメール文明も韓国が発祥である。
- ^ 勾茶川国から売勾余国までは『三国史記』高句麗本紀にでてくる「句茶国」のもじり。
- ^ 琢韋は室韋のもじり、室韋はモンゴルの先祖、通古斯はツングースの音訳。従って、モンゴル系とツングース系の諸民族はすべて朝鮮民族の分流である。
- ^ 『晋書粛慎氏伝』に出てくる寇漫汗国のもじり。
- ^ これだとユーラシア大陸をはみ出してしまい、90度横倒しにしてもほぼユーラシア大陸に重なってしまう。十分の一にして南北5千里, 東西2千里と解釈すると、おおよそ朝鮮半島全域に高句麗を併せた地域のようである。
- ^ 斯白力はシベリア(Siberia)を連想させて
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