東京大学誕生日研究会レイプ事件
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東京大学誕生日研究会レイプ事件(とうきょうだいがくたんじょうびけんきゅうかいレイプじけん)[1]は、2016年(平成28年)に東京大学の学生5人によって起こされた強制わいせつ・暴行事件[2][3]。著名大学の在校生が関与していたこと、また事件後に被害者の女性への中傷が相次いだことなどから、社会的に大きな注目を集めた[4][5]。
- ^ 本項目は「レイプ事件」の名称で立項・確定されているが、日本語の文脈で「レイプ」は通常「強姦(現行法の不同意性交等)」をさす一般的な呼称と考えられ、この事件では、あくまで「強制わいせつ・暴行」として判決が出されていることに留意。英語圏の報道でも sexual assault の表現が使われている。
- ^ Murai, Shusuke (2016年9月20日). “University of Tokyo student who co-founded club for molesting women given suspended sentence” (英語). The Japan Times. 2024年2月23日閲覧。
- ^ “University students form club 'to molest women'” (英語). The Independent (2016年9月21日). 2024年2月23日閲覧。
- ^ a b “強制わいせつ被害を訴えた女性が「気をつけなきゃ」「通報するなんて男が可哀想」と貶められる日本、未だに。”. wezzy|ウェジー. 2024年2月19日閲覧。
- ^ a b c 「東大生に執行猶予付き判決 強制わいせつ事件 東京地裁」(『朝日新聞』2016.09.20)
- ^ a b c d e f 『産経新聞』2016年7月18日
- ^ “強制わいせつ東大生5人が所属“ヤリサー”の卑劣な手口 「女子大生の局部にドライヤー」”. 新潮社. 2021年2月6日閲覧。
- ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2016年10月27日). “【東大生強制わいせつ事件】発端は「誕生日研究会」と称するサークルだった…東大院生に有罪判決 法廷で明らかになった犯行の全容(1/3ページ)”. 産経ニュース. 2024年2月19日閲覧。
- ^ a b “【強制わいせつ・暴行】東大“鬼畜”サークルのおぞましい実態”. 東京スポーツ新聞社. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “東京大学工学部4年の松見謙佑容疑者を逮捕、知人宅で女子大生に強制わいせつ容疑”. クリスチャントゥデイ (2024年2月23日). 2024年2月23日閲覧。
- ^ “「強制わいせつ」東大生に待ち受ける罰〜勘違いエリートの末路(週刊現代) @gendai_biz”. 現代ビジネス (2016年6月8日). 2024年2月19日閲覧。
- ^ a b “「頭の悪い女子大生は“モノ”扱い」東大集団わいせつ事件、最後の一人も執行猶予付き判決(全文)”. デイリー新潮 (2016年10月26日). 2024年2月19日閲覧。
- ^ 高橋ユキ「東大生集団わいせつ事件 『頭の悪い女子大生は性的対象』という人間の屑たち」(『新潮45』2016年11月号)
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2016年9月20日). “22歳東大生に執行猶予付き有罪判決 サークル強制わいせつ「今は恥ずかしい」”. 産経ニュース. 2024年2月19日閲覧。
- ^ “ヤリサー男の呆れた女性蔑視発言「東大生への下心あると思った」”. 東スポWEB (2016年10月5日). 2024年2月19日閲覧。
- ^ 東京地裁 h28.9.20
- ^ “本年5月11日の事件に係る学生懲戒処分について”. 東京大学. 2024年2月19日閲覧。
- ^ “本学の学生が集団で起こした事件について”. 東京大学. 2024年2月19日閲覧。
- ^ “強制わいせつで東大生5人逮捕、それでも被害女性を「軽率」と責める声は狂っている”. wezzy|ウェジー. 2024年2月24日閲覧。
- ^ “The Stanford Rape Case Illustrates the Toxicity of White Male Privilege” (英語). Cosmopolitan (2016年6月7日). 2024年2月24日閲覧。
- ^ 姫野カオルコ「文庫版あとがき」(『彼女は頭が悪いから』文春文庫、2021)
- ^ 「第32回柴田錬三郎賞選評」(『彼女は頭が悪いから』文春文庫、2021)
- ^ “「姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』ブックトーク」レポート ~「モヤモヤ」とともに振り返る~ - 東大新聞オンライン”. www.todaishimbun.org (2019年2月5日). 2024年2月24日閲覧。
- ^ “なぜ「被害者」の女子大生が非難されたのか。東大生による強制わいせつ事件をテーマにした「非さわやか100%青春小説」”. KADOKAWA. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “平成31年度東京大学学部入学式 祝辞”. 東京大学. 2021年2月6日閲覧。
- 1 東京大学誕生日研究会レイプ事件とは
- 2 東京大学誕生日研究会レイプ事件の概要
- 3 事件の経緯
- 4 公判・処分
- 5 社会的影響
- 6 関連文献
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