有鉤条虫
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 09:49 UTC 版)
有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう、Taenia solium)はヒトの小腸に寄生する、いわゆるサナダムシの一種である。幼虫は有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう、Cysticercus cellulosae)と呼ばれる。中間宿主はブタやイノシシが主であるが、ヒツジ、シカ、イヌ、ネコ、ネズミ、ウシ、ヒトなども中間宿主となり得る。ヒトへの感染は、生きている有鉤嚢虫を保有する豚肉を摂取することによるものが主であるが、虫卵を含む食材を摂取することにより、体内でふ化した幼生が嚢虫となる場合がある。ヒトにおいて嚢虫が脳や眼に寄生した場合は神経嚢虫症(Neurocysticercosis、NCC)など重篤な症状を示す。
- ^ “口から188センチの寄生虫、取り出した医師も仰天 インド”. CNN (2017年1月30日). 2023年1月9日閲覧。
- 1 有鉤条虫とは
- 2 有鉤条虫の概要
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