最高裁判所長官
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最高裁判所長官(さいこうさいばんしょちょうかん、英語: Chief Justice of the Supreme Court of Japan)は、日本の最高裁判所の長たる裁判官。
- 1 最高裁判所長官とは
- 2 最高裁判所長官の概要
最高裁判所の長たる裁判官
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「最高裁判所長官」の記事における「最高裁判所の長たる裁判官」の解説
上述の最高裁判所長官は、司法権行使の点で他の最高裁判所の裁判官に優越するものではない。日本国憲法の原案でも、最高裁判所に所属する裁判官を「長たる裁判官」と「その他の裁判官」(最高裁判所判事)とに区別はしていなかった。ところが原案審議の過程で、内閣総理大臣の任命権は天皇に帰属するのに対し、最高裁判所の裁判官の任命権は全て内閣に帰属することになっていたことが問題となった。その結果、最高裁判所長官については、同じく三権の長である内閣総理大臣との均衡上、天皇に任命権を帰属させるべきであるとして原案に修正が加えられ、憲法の規定上その他の裁判官と区別されるようになった。つまり、憲法にある「最高裁判所の長たる裁判官」という語は、あくまでも任命権の帰属について他の裁判官と区別するための用語であり、名称(官名や職名)ではない。
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