更生計画の策定と再建
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:51 UTC 版)
2010年(平成22年)2月9日に日興コーディアル証券をフィナンシャル・アドバイザーとして選定し、5月28日に投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ (JWP) とライオンズマンションを展開する株式会社大京のグループをスポンサーに選定し、マンションデベロッパーとして再建する更生計画案を7月30日に東京地方裁判所へ提出し、9月30日に認可された。10月1日に立山繁美事業家管財人が新社長に就き、関連会社は穴吹コミュニティや穴吹建設など中核事業の4社のみとした。 2009年(平成20年)12月25日に「穴吹ミサワホーム」の全株式を「ミサワホーム」へ譲渡して同社の完全子会社、2010年(平成22年)3月31日に子会社「香川県生コン」の生コンクリートの製造・販売事業を「アサノ五色台工業」へ譲渡、6月17日に「エフエム高松コミュニティ放送」の所有株全てを「トライグループ」へ譲渡、11月1日に「ヴィラ塩江」の運営を「ハイパーアシスト」の子会社「ハイパーリゾート」へ、12月に「ヴィラ塩江」の運営を「喜代美山荘」の子会社「三木さぬき倶楽部」へ、それぞれ譲渡した。 2009年(平成21年)11月30日に関連会社の生コンクリート製造「綾上工業」が高松地方裁判所から破産手続き開始、2010年(平成22年)6月23日までに「穴吹工務店札幌」が札幌地方裁判所へ自己破産を申請して手続き開始、など関連会社も整理された。 更生第2期の2012年(平成24年)9月期は売上高約318.07億円、経常利益約66.9億円、純利益約170.79億円、純資産約136.59億円と黒字に転じ、2014年(平成26年)9月期までに約700億円の返済を予定していた債務のうち約600億円を返済した。 2013年(平成25年)3月11日に東京地方裁判所へ会社更生手続きの終結を申請し、3月31日に終結の決定を受けた。 2013年(平成25年)4月1日に大京は、大京とジェイ・ウィル・パートナーズが出資する合同会社のジェイ・エル・ケイが保有する穴吹工務店の全株式を買収し、完全子会社とした。
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