既約元とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 既約元の意味・解説 

既約元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/17 03:16 UTC 版)

抽象代数学において、整域の 0 でも単元でもない元は、それが2つの非単元の積でないときに、既約: irreducible)であると言う。


  1. ^ 素元 p が既約元であることの証明。p = ab とする。すると p は素元なので p | a または p | b である。p | a であるとして、a = pc としよう。すると p = ab = pcb となるので p (1 − cb) = 0 である。R は整域なので cb = 1 である。したがって b は単元であり p は既約である。

出典

  1. ^ a b Sharpe (1987) p.54
  2. ^ アーカイブされたコピー”. 2010年6月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年3月18日閲覧。
  3. ^ William W. Adams and Larry Joel Goldstein (1976), Introduction to Number Theory, p. 250, Prentice-Hall, Inc., ISBN 0-13-491282-9


「既約元」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「既約元」の関連用語

既約元のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



既約元のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの既約元 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS