新宿歴史博物館盗難事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:24 UTC 版)
2002年(平成14年)、新宿区立新宿歴史博物館(四谷三栄町)の所蔵品の一部(林芙美子の書簡7点)が競売入札にかけられていることが発覚(新宿区の公式プレスリリースでは、競争入札にかけられていることを新宿区の職員が把握したのは6月20日であるとしている)。新宿区はこれを27万円で買い戻すとともに、盗難届を出して内部調査を開始した。8月23日、新宿区役所環境保全課の職員(犯行時には新宿歴史博物館学芸課に勤務)がこれら所蔵品の横領と転売の容疑で逮捕され、自宅と新宿区役所が家宅捜索されるに至った。この時期には「夏目漱石の『道草』草稿など20点の所在も不明である」「新宿歴史博物館は所蔵資料を定期的にチェックしておらず、前回の点検は7年前であった」との報道もなされ、博物館の管理体制の甘さを露呈した。
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