我孫子市鳥の博物館とは? わかりやすく解説

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我孫子市鳥の博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 08:42 UTC 版)

我孫子市鳥の博物館(あびこしとりのはくぶつかん、英語: Abiko City Museum of Birds)は、千葉県我孫子市が運営する博物館である。所管は、我孫子市教育委員会生涯学習部鳥の博物館。


注釈

  1. ^ 1990年当時の山階鳥類研究所理事長、浅野長愛は「山階鳥研の創始者で初代理事長の山階芳麿は、東京渋谷区南平台の研究所に鳥の博物館をつくることを終生の夢としていましたが、計らずもこういう形でその夢が実現したことを地下で喜んでいるでしょう。」と述べている[9]。実際に、山階鳥類研究所の創立当初、渋谷区南平台の敷地には「将来鳥類展示のために博物館を建て、研究所と合わせて鳥類に関する総合センターをつくる」ための敷地が用意されていた。この土地は、太平洋戦争後の情勢変化により研究所の経営が行き詰まったために売却せざるを得ず、当初の博物館構想は断念された経緯がある[10]
  2. ^ 鳥の博物館開設当時の我孫子市長大井一雄と我孫子市議会議長佐々木豊治の、鳥の博物館開館を記念した座談会での発言「大井:昭和五十九年当時は、山階鳥研の標本をかりて市民のために展示したいと思っていました。」「佐々木:山階鳥研は研究施設だから一般に公開はしないとのことで、何とか開放してもらいたいという希望が議員の間にもあった。その議論があったので、前市長が鳥の博物館の設置問題を非公式に議員に投げかけた。それを議論しているうちに話は次第に固まってきて、皆で次第につくり上げてきたというあたりが真相ではないですか。」がいきさつを物語っている[9]

出典

  1. ^ “鳥の博物館動き出す 来年5月開館へ設計に入る 世界の164科が一目 我孫子”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 27. (1988年2月20日) 
  2. ^ “全国初の鳥類博物館 手賀沼湖畔に建設へ 世界の種、一堂に 65年1月オープン”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 朝刊 24. (1988年8月31日) 
  3. ^ a b “日本初「鳥の博物館」開館 関係者ら式典で祝う あすから一般公開”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 朝刊 17. (1990年5月21日) 
  4. ^ a b “鳥と人の共存求め 環境保全アピール 我孫子市鳥の博物館、20日開館”. 毎日新聞 (毎日新聞社): p. 朝刊 24-25. (1990年5月17日) 
  5. ^ てがたん(手賀沼の自然観察会)我孫子市 鳥の博物館(2018年11月1日閲覧)。
  6. ^ 【わがまちお宝館】我孫子市鳥の博物館(千葉県)鳥の剥製270点 壁一面に『朝日新聞』朝刊2018年10月31日(第2東京面)。
  7. ^ a b 無記名, 1992. 我孫子市鳥の博物館開設について. 我孫子市鳥の博物館報, (1): 1.
  8. ^ 渡辺藤正, 1985. 研究所を我孫子市に迎えて. 山階鳥類研究所研究報告, 17: 1.
  9. ^ a b 大井一雄・佐々木豊治・中村宏・浅野長愛・今村武俊・黒田長久, 1990. 鳥の博物館の明日を考える. やましな鳥研NEWS, 2(5): 2-3.
  10. ^ 黒田長久 1989. 財団法人山階鳥類研究所ー研究事業の回顧と展望ー. 文教, (46):1-15.(教育問題研究会)
  11. ^ 無記名, 1990. 祝 鳥の博物館開館!. やましな鳥研NEWS, 2(4): 2-3.


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